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人事マネジメント研究所「進創アシスト」からの情報発信

管理職として知っておきたいメンタルヘルス~その8

2013-05-11 00:00:39 | 職場の労務管理の基本
■ ストレスによる健康障害のメカニズム
個人にとって負担となるような出来事や周囲からの要請をストレッサ―といいます。このストレッサ―によっていろいろな反応が起きてきますが、一般的には次の3つに分類されます(これをストレス反応といいます)。
・心理的反応…不安、緊張、イライラ、怒り、混乱、不満、無気力など
・身体的反応…動悸、冷汗、胃痛、下痢、手の震え、顔面紅潮、頭痛、食欲低下、めまい、ふらつきなど
・行動的反応…遅刻、欠勤、ミス、事故、けんか、飲酒や喫煙の増加、生活の乱れなど

■ うつ病に至るプロセス
ストレス反応が長期に続いたり、過度に強かったりすると、症状に変わります。
倦怠感や疲労感、不眠などの身体的症状が断続的に、又は継続的に出現し、それに伴って気分が落ち込み憂うつになる、訳もなく悲しく泣いてしまうなどの精神症状が現れてきます。さらに集中力や能率が低下し、仕事や他人と会うことが嫌になるなど社会的活動も低下します。
こうなってくると休養や治療が必要になってくるのですが、休養が十分取れなかったり、治療につなげられなかったりするとうつ状態やうつ病に至ることになります。
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