※2014年の秋に、熱海のMOA美術館で催された展覧会を振り返っています。
この展覧会は、岩佐又兵衛の三大絵巻を同時公開ということで、前々から楽しみにしていました。
展覧会場内はもちろん撮影禁止なので、私が事前に購入したMOA美術館所蔵「岩佐又兵衛作品集」から何場面が紹介します。
『浄瑠璃物語』
奥州へ下る牛若と三河矢矧の長者の娘浄瑠璃との悲恋物語。
15歳の春、鞍馬を出た牛若は奥州を目指す。
浄瑠璃姫と出会い、恋に落ちる牛若
しかし、先を急がなければならない牛若は、浄瑠璃姫と別れる。
その悲しさと旅の疲れからか、牛若は病に。
その悲しさと旅の疲れからか、牛若は病に。
源氏に伝わる宝物が、大蛇、白鳩、烏、小童に姿を変え、牛若を守る。
後に浄瑠璃姫を再会した牛若は、平家討伐の暁には、浄瑠璃姫を北政所にすることを約し、大天狗・小天狗に姫を送り届けるように頼む。
といった展開で進んでいきます。
又兵衛の絵は、愛と復讐の物語というテーマで、凄惨な合戦場面や惨酷な殺戮場面が描かれている点が共通しています。
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