日々史跡めぐり

日本のあちこちの史跡、神社仏閣を巡っています

有楽苑・如庵

2011-10-01 | 織田有楽斉
犬山城に行く前に、近くの有楽苑に立ち寄りました。





有楽苑には、国宝茶室「如庵」、重要文化財旧正伝院書院、古図により復元された元庵、新しく建てられた弘庵などからなります。
如庵は、信長の実弟・織田有楽斎が京都の建仁寺の正伝院に建てた茶室で、昭和47年(1972年)に、名古屋鉄道によって現在地に移築され、庭園を含め「有楽苑」と名付けられました。
京都の妙喜庵・待庵、大徳寺・龍光院の密庵とともに、現存する国宝茶席3名席の1つです。この如庵という名称は、有楽斎のクリスチャンネーム「Joan」または「Johan」から付けられたという説があります。

「元庵」

有楽齋が大阪・天満に構えた茶室を古図に基づいて復元。











旧正伝院書院


如庵に隣接して建てられた有楽齋の隠居所で内部には長谷川等伯や狩野山雪などの襖絵が残っています。(普段は非公開)







国宝茶室「如庵」

信長の実弟である有楽齋の遺構で「国宝三名席」のひとつ。
古暦を腰貼りにした暦貼り、竹を詰め打ちにした有楽窓、躙り口など随所に独創的な工夫が凝らされています。













「弘庵」

苑内で四季折々催される茶会のために新築された茶席。
つくばいは風雅な音色を奏でる水琴窟。













赤とんぼが飛ぶ日本庭園で、静かな一時を過ごすことができました。

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コメント (4)
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