日々史跡めぐり

日本のあちこちの史跡、神社仏閣を巡っています

大津別院

2014-09-24 | 仏閣
JR大津駅下車し、湖岸へ向かって5分ほど歩いたところにあります。



真宗大谷派の大津別院は、慶長5年(1600)織田信長に敵対した教如の創建し、徳川家康が上洛の時に泊る居館でもありました。



また明治時代には、明治天皇の行在所となりました。

ちょうどここに着いた時に、すれ違った地域の観光ボランティアの男性が、中の書院が素晴らしいから、見学させてもらえば?とご住職に頼んでくれたのです。
急に訪ねて行き、拝観させていただいた上に、写真撮影もOKとヽ(^o^)丿
ご住職に中を案内していただきました。





本堂の内部


現在の本堂は慶安2年(1649)、書院は寛文10年(1670)の建築で、ともに重要文化財。



書院の天井、障壁、襖には草花や花鳥が描かれています。









桃山文化の特色が見えますね!





この豪華さに感嘆!





普段は一般公開していないようです。

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堀河天皇里内裏址

2014-09-20 | 石碑
京都国際ホテル前には「堀河天皇里内裏址」の碑もあります。






堀河院の遺址

二條通と堀川通によって画された東西120米、南北250米地域は、古の堀河院の遺址であって、正式には左京ニ坊九、十町に當たっている。初めそれは、関白 藤原基経(836-891)が造営した大邸宅であった。 彼は主に公式な行事のため本邸を用いた。ここで宴会が催されたときなどには、公卿たちの牛車は堀河の東側に立てられ、牛は二條堀河の橋の欄干に繋がれていたと言う。この邸宅における苑池の美しさは、幾多の詩歌に詠まれている。
基経の死後、堀河院は息子の左大臣・仲平に伝えられ、彼の娘などの手を経て関白・藤原兼通の所有に帰した。兼通の娘の子は円融天皇の中宮であったため、本邸は円融上皇の御所となったこともある。兼通の息子の顕光がここに居住した時分には様々な話題で時人の関心の的となった。
堀河院が最も脚光を浴びたのは、ここが堀河天皇の御所(里内裏)となっていた時期であって、天皇は嘉承二年(1107)七月ここで崩じた。この委細は、『讃岐典侍日記』に見事に叙べられている。 
平成元年七月
文学博士 角田 文衛


堀河天皇

白河天皇の第二皇子、母は藤原師実の養女・中宮賢子
応徳3年(1086年)11月26日、立太子と同日に8歳で父白河天皇から譲位され即位した。即位に伴い、義理の外祖父にあたる関白藤原師実が摂政となり実権を握った。

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冠者殿社

2014-09-12 | 史跡
京都の冠者殿社は、四条通の八坂神社御旅所の横に建つ八坂神社の境内摂社で、素戔嗚尊の荒魂が祀られています。
また、誓文払い」の社として有名です。
(誓文払いとは、商売上の駆け引きで一年についた嘘の罪を払ってもらうという商店の安売り、すなわちセールのこと。)





一方、源頼朝の命で源義経を襲撃した土佐坊昌俊の霊を祀ったとも伝わっています。

土佐坊は熊野詣のために上京したと偽り、堀川邸を訪ねましたが、義経と弁慶に上洛の目的を怪しまれたため、義経を暗殺する意思はないという旨を誓紙に書いて神に捧げます。

誓文を書いた土佐坊を義経は宿舎に返しました。
その後、土佐坊は堀川館を急襲したものの襲撃に失敗し、土佐坊は捕らえられ、義経の前に引き出されました。

義経は「わが主人の命を重んじて、誓文をしたためてまでこの義経を狙うとは忠義なもの。命が惜しければ鎌倉に返してやる。」と言いましたが、土佐坊は「この命は鎌倉殿に捧げたもの。即刻、首をはねていただきたい。」と答え、土佐坊、息子、郎党の三人が六条河原で首をはねられました。

土佐坊は死に際に「今後は忠義だてのために偽りの誓いをした者を救ってやる」という誓文返しの願をかけ、神になったといわれています。

また、祇園や先斗町の遊女たちは、日頃お客についている嘘を帳消しにするためにお参りしたといいます。
(「義経と平家の京都」参照)

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