では、薬王寺の境内を散策してみましょう。
鐘楼
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祈珠之塚と叶水(かのうすい)
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さしのべさんは、この祈珠之塚の後ろ側にあるのですが、写っていませんでした(:_;)
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さしのべさん(本名 毒消し薬王菩薩)
長くさしのべた右手・・・苦悩する人々を抱きしめ救済しようとされるお姿
つま先を立てた左足・・・すぐにでも傍に駆けつけ寄り添おうとされるお姿
お姿の通り薬壷を持たれるさしのべさんは、皆様の悩みや苦しみを引き受けて
下さる菩薩様です。
【縁起】
徳川家・蒲生家とゆかりの深かった当山は元禄時代、三代将軍徳川家光公の弟、駿河大納言
徳川忠長公の奥方の寄進により三千坪の敷地を擁し、一般民衆が参詣できない格式の高い
お寺でしたが、当時その一隅に誰もがお参りできる、手を長く伸ばし足をつま先立て薬壷を
持った、毒消し薬王菩薩様がおわしまし、「さしのべさん」と呼ばれて一般民衆の信仰を集め、
一説には「薬王寺」という寺名の縁起となったとも言い伝えられています。
薬王菩薩は、法華経に登場される菩薩様で、法華経を聞き得た恩に報いるため、自身の身を
焼き、更にのち自身の両ひじを燃やす苦行をし、法華経の行者の守護を誓われた民衆救済の
菩謹様です。
かのうすい(叶水)
仏教ては、悲願成就の第一は罪障消滅と言われています。その罪障消滅は懺悔(反省)によって
叶うと言われます。皆様の悩みや願いを(きかのう『鬼叶う』)紙にしたため、日頃の反省と
ともにさしのべさんの手に触れ合わせたあと叶水にお納めください。
過去に犯してしまった罪障や気付かぬうらに犯してしまっている罪障をこの聖水で洗い流す
ことから、悲願成就の道が開けるのです。
【縁起】
その昔、当山は夜光寺と呼ばれており、毎夜、裏山に光を放っ箇所があったことから、山からの
湧き水は霊験あらたかと評判になり、民衆が挙って汲みに来たとの言い伝えがあります。」
祈珠之塚
念珠は、古から人の煩悩や天地の厄を吸収してくれると信じられ「お守り」として身に着けて
いた風習が日本各地にありました。
祈珠之塚は、種々の想いを念じながら身に着けられていた念珠を、懇ろに供養し大自然にお返し
する為建立された念珠供養塔です。
鎌倉ならではの「やぐら」もあります。
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階段を上ると、小高いところには観音堂があります。
観音堂
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