こんばんにゃ。
晴れて6代目の孫弟子になりました。
「6代目って何?」
って芝居人に言われたら、
「あんたモグリor不勉強だね」
って言ってやれば良いのだそうです。
でも、自分も知らなかったのは内緒の秘密。
結局のところ、菊五郎だそうです。
5代目と6代目が有名だそうです。
その6代目のお弟子さんの特別講習に参加してまいりました。
そういうわけで、その日のお稽古参加者は、確かに6代目の孫弟子でい!
なんでも6代目のお弟子さんは、今はもうその先生しかいらっしゃらないとか・・・。
こりゃお元気なうちに盗みまくるしかないわけですよ。
18時、稽古開始です。
先生、早速3本の棒を取り出します。
「こりゃ無傷では帰れないな」と内心覚悟を決めましたが、説教棒ではありませんでした。
その棒を上手いこと使うと、姿勢やら腰の落とし方やらが良く分かる!
でも、使い方は内緒です。ケチですから。
稽古は着付けのアドバイスから始まり、歩き方・和の舞台の基本的な名称・すみとり(ってなぁんだ)・扇の使い方・ふすまの開け方・お辞儀の仕方etc・・・とまぁ、基本的かつ重要な事をサクサクと習いつつ、ノンストップで進みます。
しかも、所々に洋舞の用語なんかも交えつつ進みます。
まさか足袋はいて
「トゥ・ボール・ヒールで言えば、この場合はボールが重要です」
なんて言われると思いませんでした。
個人的には扇の「要返し」と「お辞儀の仕方」が特に印象的でした。
要返しに関して言えば、先生は
「扇をやたら滅多らクルクル回しすぎるのは下品」
的なことを仰ってましたが、やっぱり派手な(?)小手先の(?)技って出来ると楽しいです。
お辞儀は本当に時代劇などで見ているお辞儀でした。
何度も目にしているはずなのに、やろうとするとキチンと出来ない動作を、ちゃんと教わって、やってみて、ものすごく腑に落ちたし、みんな何だかんで結構サマになっている!(ように自分には見えた)
そして色々教わった後で、お稽古の後半に再度歩いてみると、みんな明らかに最初の時よりも滑らかに歩いてる!(ように自分には見えた)
芸事とか1日にして成らずなのは重々承知しておりますが、続けられないから・・・って言ってやらないより、1日でもやってみた方が絶対良い!って実感したお稽古でした。
いや、しかし、それにしても、動きは基本的に地味な割に、いつの間にかスンゴイ体力使っているのですね。
翌日、首の裏の筋がなんだかピキピキしていたのは内緒の秘密であります。
先生の気さくな人柄のおかげで、緊張感もありつつ和やかな稽古♪
楽しかったにゃあ