みう と 青

みうと青の共同ブログ。
知ってる人には言えないけど、知らない誰かの通り過ぎる場所で呟きたい独り言があるのです。

じゃあ、また昨日

2007年03月18日 04時47分11秒 | みう・しばい

こんばんにゃ。
ブログって基本的に日記のはずなのに、全然その日の出来事を書いてないので、遅ればせながら書いていきます。
とか言ってる21日午前4時。

芝居を見てきました。

「じゃあ、また昨日」

独断と偏見と極個人的好みによって、軽く感想とか書いてみたりします。
(軽くて済みません)

舞台装置は演出家の常套手段。
いつも四角を組み合わせる装置を使う人で、10年前からおなじみ。
自分的には嫌いじゃないし、芝居の中でも
「やっぱりね」ってだけじゃなくて「そうきたか!」って思わせる使い方もしていたし、ホームドラマ(?)だったけど、下手にリアルなセットを組むよりも、よっぽどよかったと思う。

出だし、軽妙でテンポの良いセリフのやりとりが続くが、先ずそこが物足りなかった。

軽妙なだけ、テンポが良いだけ、に思えた。(それだけでもすごいのかもしれないが)
音とリズムだけでやりとりしてて、サクサク耳に入ってくるけど、サクサク脳味噌からこぼれていっちゃう。技術の問題というより「中身の無いやりとりをしてる」って感じた。
演出上の狙いってわけでもないだろうし、テンポよく掛け合うだけなら訓練で出来るものだと思うから、その上をいく稽古をして欲しかった。

その割に後半は、やや重すぎる(ごり押し気味な?)雰囲気芝居。
長台詞で「役者の」思い入れたっぷりに語り、夕日っぽい照明でドラマチックに仕立てられても・・・。で、無表情で涙ダー。みたいな。
ちょっと微妙な演出センスかな?って気がしました。

小道具の扱いの雑さや、行動の裏付けの空虚さ、そういうのが気になった。
どれも、その役の中身が出来てれば自然となんとかなりそうな部分ばかり。
役者が、どう動くか。どう喋るか。そればっかりの稽古してたのかな?
って感じ。
その前に、役がどうしたいのか。どう感じているのか。これがないとねぇ。やっぱ。
その辺に関しては雑だなって思った。

同様に、セリフも空っぽで喋ってる部分が気になった。
下手すると、空っぽどころか「役」じゃなくて「役者」の意思が満ち満ちてたり・・・。
長台詞を言う前に「さあ、言うぞ」という準備が見えたりすると、本気で興ざめします。
すみません。

あと、セリフ間違えすぎ。全員じゃないけど。
観客や共演者に失礼なレベルの人もいた。

笑える部分は多々あり☆
笑いが全てじゃないけど、やっぱり笑えるって良いと思う(^-^)
一緒に見に行った友人は手を叩いて笑ってたし、内輪ウケなのかもしれないけど、ターゲットを絞ったネタも、アレくらいの量なら全然問題無しかな。って思った。


個人的には次女の役をやった方の演技は苦手。
「自分が」いかにしゃべるか。いかに動くか。そればっか。
何年前の芝居やってんの?って感じ。言い回し重視、役者の気持ちよさ重視のアピール系・上手いだろう!ってな演技は嫌いです。

でも、一緒に行った友人は彼女が一番良かった!って言ってたので、ま、好みの問題ですね(^o^;)

母役の人とか、何にもしてなくて(ってのは大げさですが)普通にそこにいて、ちゃんと成立してて、押し付けがましくなくて、個人的にはそちらの方が好きです。

長女役・便利屋社員役の方も、ネタとかいろいろやるけど、大きな芝居もするけど、根底に押し付けがましさがなく、自分は好きです。

便利屋社長は味があって面白くて懐深い芝居をされる方のようでしたが、とりあえずはセリフをキチンと入れるところからお願いしたいですね。

三女の方はノーコメントで!
先輩なので贔屓目になってしまいそうなので(^o^;)

辛口コメントっぽいけれど、基本的には面白かったし笑わせてもらいました☆