みう と 青

みうと青の共同ブログ。
知ってる人には言えないけど、知らない誰かの通り過ぎる場所で呟きたい独り言があるのです。

8月20日活動報告~泥掻き後に放射線量測定してみた~

2011年08月22日 22時51分42秒 | みう・震災とボランティア
こんばんにゃ。
南相馬ボラの活動報告です。

今回もマイミクさんの車に相乗りで福島県南相馬市に行って参りました。

初日は久々の泥掻きでした。

実は出発の4日ほど前から体調が悪く、今回はボラ自体も辞退しようかと悩んでいましたが、ついついガテンな作業へ…(^_^;)

気温は八月にしてはかなり低かったので、その点は助かりました。

でも、今までにも瓦礫撤去や床下の泥掻きはやってましたが、今回の泥掻きは今までで一番ハードだったかもしれません。

今までに見たり、やったりした泥掻きは、家の中なら泥を掻いて外に出す(落とす)とか、床下ならスコップで土嚢袋に詰めて庭に運ぶという感じでした。
(それらも十分大変だったけどw)

しかし今回は畑(田んぼ?)の用水路の泥掻きだったのですが、水路は√の谷の部分にあり、そこが泥で埋まっています。
その泥を掻き、√の上の平らな部分に上げなければいけません。
これがキツかった(*´д`*)

高さ1mちょっとの橋の中に潜り込んで泥を掻いてくれてる方もいて、とにかく大変でした。

しかも、なぜか今までの場所より各段に多くのガラスなどが、泥に混ざってる。

当然いちいち拾って分別なので、ひたすらザックザックと泥を掻くわけにはいかず、ちょっと掘ってはしゃがんで瓦礫やガラスを取り除き、また泥を掻き…の繰り返し。

ちなみに、この水路が約4区画分くらいあり、それを依頼主のオジサンは、毎朝4時起きして1人で頑張っていたらしい。

今回ようやくボランティアにお願いするにいたり、本当によかったと思う。

今回は30人体制でやったけど、同じメンバーでやっても絶対あと4日はかかる。

そんな作業をずっと1人でやってたと思うと胸が痛い。


今回どういう経緯でボランティアの依頼という事を選択してくれたのか分からないけど、ニーズ調査などをはじめとする『こちら側からの働きかけ』の重要性を改めて感じました。


反面、先日横浜で参加した演劇系のサロンにいらしていた福島の方の言葉も印象的でした。

『東北を赤ちゃん扱いしないでほしい』

現地に足を運ぶボランティアさんに関わらず、関東以南の人達の意識の問題なんだろうけど、
『助けてあげなきゃダメになっちゃう!』
じゃなくて、あくまでも
『力になれることがあれば、遠慮なく言ってください』
なんだよな。

みんなが色んな形で東北の力になりたいと思っていると思うけど、やり方や心構えは時々自問自答していかないとなって思った。


あと、今回は初めて放射線量の測定をやってみた。

毎分0.3ホニャララって値だった。
一緒に計った仲間は0.4ホニャララ。

単位も忘れちゃったし、関東以南の平均値も知らないけど、ここいらの人達の平均が0.2ホニャララとの事で、
『1.5倍から2倍じゃないか!』
と、大騒ぎしようと思えばできるのかもしれない。
けど、除染が必要なのは100ホニャララから。

こーゆー数字のカラクリって、悪意をもって解釈しはじめたらキリがない。
そこをイタズラにチクチクしてる報道とか、ブログとか、いっぱいあるんだろうなと思うと、なんだかなぁ…


体調不良に肉体労働をトッピングしたら、泥みたいに眠れたけど、今回もまたまた夜中の地震で目を覚ました。

まあ、前日に久々の震度5があったから、当然と言えば当然か(^_^;)
なんて、慣れっこになりつつあるフリしても、テレビで速報が流れれば、やっぱり心配になるんだよ。
自分が現地にいない時ほど。
不思議な心理だ。


翌日の活動報告に続くだにゃあ。