旅の全体図はコチラ
また半年も経ってしまいましたが、年末年始のイスラエル・パレスチナ旅行の続きです。
ってことで、2019年1月2日(水)
・ィベリヤ湖畔でハイキング
・ゴラン高原へ移動
宿でビュッフェ形式の朝食を摂りつつ、サンドイッチを余分に作ってペーパータオルにくるむ。
そんな自分の狡さにモヤモヤしつつ、ハイキングに出発。
年末年始の北半球といえど、海抜マイナスなこのエリアはとても暖かい。
嵐のエルサレムでは、冬物のジャケット(コート)、セーター、カットソー、ヒートテックを着ていましたが、この日はヒートテック、カットソー、半袖Tシャツ、ウルトラライトダウンを着用して出発。
すぐにダウン不要になり、歩き始めたらヒートテックも脱いで、カットソーにTシャツの重ね着だけで十分な感じでした。てか、むしろ汗ばむ。
8:45 セントラルバスステーション発の52番バスにて出発。
運転手さんに「カペナウム!」って言っておけば大丈夫。
ちなみにバスのアナウンスでは、しょっちゅう「ハタハナーハバァ」って言ってますが、これが「次の停車駅は」的な意味です。
ここで耳をすませていると、案外降りるべき場所が聞き取れることもあります。(全然違う名前のときもあるけど)
自分のときは、カペナウムあたりで4名降りました。
そのうちの1人が日本人だったけど、ちょっと曲者&風邪気味?な感じだったので、早々に分離。
ちなみに、自分は2015年頃の歩き方を持参していたのですが、カペナウムとギリシャ正教会の位置が逆になっており、必要以上に迷いました。
帰国後に確認したところ、2018年の歩き方では直ってました。
ということで、バスを降りた後、軽く湖を眺めてから周囲を見渡し、まずは目に付いたギリシア正教会へ向かいます。
9:20くらいには到着。
建物かわいい。
こちらは入場無料。
なかではちょっとしたお土産も売っています。
そして、なぜか孔雀を飼っています。
マケドニアのスベティ・ナウムという修道院?でも孔雀を飼っていたことを思い出し、何か意味があるのかも?と思い「教会 修道院 孔雀 意味 キリスト教」などでググって見ましたが、不老不死の象徴とか、華美・強欲の象徴とか、色々出てきたのですぐに調べることは諦めました。
華やかな内装。
フレスコ画の悪魔。
妙にアニメチックな幕。
ここはブラジル人カップルと自分だけという、ほぼほぼ貸しきり状態でゆったり見られました。
9:40頃離脱。
お次はカペナウムへ。
地図があてにならないので、ギリシア正教会で道を聞きます。
「5分くらい」って言われたけど、20分ほど歩きました。
(車で5分ってことだったのかも?)
道のりは平坦な1本道で、最後にちょっとウネウネするくらい。
間違った地図しかなく、Googleマップとか使わなくても辿り着ける感じです。
10:00頃、カペナウムに到着。入場料5NIS。
マフィアか?
こちらは遺跡になります。
面白いなと思ったのは、シナゴーグの遺跡の上に、新たに床面がガラス張りになった高床式のシナゴーグを作ってるってこと。
すごく「場所」に関するこだわりを感じました。
ここは大型バスで乗り付けてる団体さんもいましたが、高床式シナゴーグは貸切でした。
外の遺跡では、団体さんがガイドさんの解説を聞いてたりもします。
高床式シナゴーグの床から遺跡が見えます。
年代を感じさせる遺跡。
こちらはローマ遺跡風?
10:20頃、団体さんが来たので退散します。
入り口脇のベンチにキリスト!?
ちなみに本日のルートは歩き方に掲載されているオススメのハイキングルートを参考にしているのですが、これには罠が潜んでいます。
歩き方ではざっくり
「カペナウム・ギリシア正教会→パンの奇跡の教会・ペテロの教会→山上の垂訓教会」
的なルートを推奨していますが、山上の垂訓教会には長い昼休みがあります。
ひとつひとつを、よほどじっくり見学orめちゃくちゃ駆け足で見学しないかぎり、オススメ通りに行くと、ちょうど山上の垂訓教会は昼休みにぶつかると思われます。ほんと、要注意!
自分は事前に調べていたので、カペナウムのあとは山上の垂訓教会に向かいます。
カペナウムからは湖を左手に見ながら30分ほどお散歩です。
ティベリヤらしく、一度干舗装されている歩道が、要所要所できったないですw
11:00頃、歩き方の地図を見て、ハイキングコースってこれか?ってあたりで道路を渡って、気持ちのよい緑の斜面の中の細い道を登っていきます。
ハイキングコース
ハイキングコース?
がっつり私有地っぽい畑エリアにぶつかりました。
人がいたので「山上の教会に行きたい」ということを雰囲気で伝えると、「ここ進んでいけば着くよ。通っていいよ」っぽい雰囲気を伝えてくれたので、ガシガシ進みます。
かわいい家。
よい景色。
11:15頃、そうして辿り着いた門は裏門。
なので、左に進んでいきます。
そうすると、駐車場とかもある表玄関につきます。
(てか、そもそもこのルートがあってるのかも不明ですが・・・)
11:25頃、山上の垂訓教会に入場。5NIS
ちょいと逆光がキツイです。
教会内は八角形。
上部には特に大事なお言葉がステンドグラスで表されてます。
ローマ法王とか来てたらしい。
そして事前調べのとおり、11:45から昼休みに突入。
ゴリゴリと追い出されます。
歩き疲れていたのでヒッチハイクを試みるも、人数いっぱいだったり、方面違いで2台見送る。
昼休みと知らずに来たカップルが乗せてくれると言ったが「この辺りを散策してからでいい?」とのこと。長くなりそうだったので、諦めてきた道を歩く。
さらばじゃ
すると、畑の中で謎のジープ?に遭遇。ダメもとで聞いてみるとOKとのこと。
どうやら水道局かなんかの人たちで、水道管とかの見回り中だったみたい。
「仕事しながらだから、少しだけ回り道するよ」っぽいことを言ってる気がするが気にしない。
実際、回り道は大したことなかった。
それよりも、まるでアトラクション!?なワイルドなドライブにテンションが上がるw
ドアのない小型車で、急斜面をガックンガックンしながら下るのはスリリングで楽しかった!
ありがとう!
ヨブの泉は探すのがめんどくさくなって諦めた。
パンの奇跡の教会とペテロの教会は足を運ぶ。
ペテロの教会は、漁師らしく水辺感溢れるデザイン。
これはヨブの泉ではない。
これも違う。
パンの奇跡の教会。
大理石っぽいステンドグラス(?)が独特でステキだった。
ハイキングで回れそうなところは、概ね足跡つけたので、宿に戻ります。
大通りに出ると、運よく30秒でバスが来た!10NISくらいだったかな・・・。
この時点で13:00頃です。
13:30過ぎには宿に戻って荷物を回収。バスの時間まで少し間があったのでダラダラしていると、ミツペ・ラモンで会ったヒロさんに遭遇!
明日ハイキングの予定らしい。そして、ハイファ経由で来たそうで、自分が予約してる宿に泊まってたらしい。また、自分同様に喉を痛めていたので、のど飴を売ってるお店なども伝えたり。
お世話になったコフドロップ
お互いに有意義な情報交換をしてバイバイ。(後にテルアビブでも再会するw)
そしてセントラル・バス・ステーションへ。
バスステーションにはマックもあります。
15:20発の541番バス27NISで、まずはキルヤット・シェモナーに向かいます。
16:30頃、キルヤット・シェモナーに到着。
バス待ち1時間ほどあるのですが、疲れていたのでおやつを買って、バスターミナルでまったり。
キルヤット・シェモナーのバスターミナルは、ちょっとした売店や、軽食が食べられるお店があります。
ちなみに自分はこの後でオデムという町に向かうのですが、ローカルさんもあんまりちゃんと把握してない模様。
「どこ行くの?」「オデムだよ」「じゃあ、あのバスで行けるよ」と言われ、運転手さんに聞くと「いや違う」「17:30頃のバスだよ(当初の予定通り)」ということを3回ほど繰り返しましたw
宿を予約しているなら、そこのスタッフさんに予め行きかたを聞いておくのが一番安心だと思います。
そして確認は必ず運転手さんに!
ってことで、予定通りに17:30発の55番バス14.5NISでオデムへ向かいます。
道中は真っ暗
18:40頃、オデムのバス停に到着。
本日の宿はGolan Heights Hostelです。
オデムのバスターミナルから本当にすぐなのですが、到着時は真っ暗すぎて何も見えません。
さらに自分は地図とかも持っておらずという状況。
しかし、バスの運転手さんが大変親切&他にお客さんがいない(終点なのかも?)だったため、運転手さんが宿に電話をかけてくれて、宿の人がバス停までお迎えに来てくれましたw
その間30秒ほど。本当にめっちゃ近い。
Golan Heights Hostelはめっちゃくちゃ良い宿でした!
各サイトでの評価が高いのも大納得。
室内はかわいいし、食事は美味しいし、シャワーなども清潔で使い易かったし、Wi-fiもサクサク。
20NISで夕食も頼める(みんなで食べる)し、宿内にお酒や食材も豊富に揃ってます。
夏とかはハイキングツアーとかカヌーツアーとかもアレンジしてもらえるっぽいです。
スタッフは殆どが長期滞在の旅行者のバイトさんって感じでしたが、皆さん感じが良かったです。お客さんの気持ちが分かってるんだと思う。
このお酒、美味なり。
夕食
クナフェ(クナーファ)も美味なり。
ダイニングキッチン
売店も充実。
これでも一部。
横になると見える(笑)
夕飯のときに外で轟音して、みんなで
「演習かな?本番じゃないよね?」とざわついてるのがイスラエルっぽいなと思いましたが、実際には雷でした。
しかし帰国3週間後、本当にシリアとの間でドンパチがありましたorz
そもそもゴラン高原は、イスラエルが実効支配をしていますが、本当はイスラエルものとも、シリアのものとも、その他の場所のものともハッキリしていないようです。
地図をみると何本も線が引かれていて、各々の主張が入り乱れていることが良く分かります。平和であれ。
明日は友達がくるまであちこち案内してくれるはずなので早よ寝よ。
――――――――――
8:45発 52番バス 5NIS弱 9:10頃着
ティベリア バスターミナル → カペナウム(ギリシア正教会)の近く?
バス停 → ギリシア正教会 徒歩10分ほど
ギリシア正教会 → カペナウム 徒歩20分ほど
カペナウム → ハイキングコース → 山上の垂訓教会
徒歩45分~1時間ほど
パンの奇跡の教会あたりのバス停 → ティベリヤ
バス20分ほど 10NISくらい?
15:20発 541番バス 27NIS 16:30頃着
ティベリア バスターミナル → キルヤット・シェモナー
17:30発 55番バス 14.5NIS 18:40頃着
キルヤット・シェモナー → オデム
宿:Golan Heights Hostel
110NIS/泊 カードOK
夕食は別料金20NIS
旅の全体図はコチラ
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