半年前、水没する北陸新幹線のニュース映像を見て
「行けるのか?」と心配していた従妹の結婚式に参列すべく、
線路がどこまでも続いていることのありがたみを噛みしめながら金沢へ。
国内旅行だけど、荷物多めなのでスーツケースを選択。
コロコロと淀みなく転がるタイヤが心地よく、
翻って、東北自動車道の波打つような路面を走る高速バスの揺れを思い出す。
道路が平らなのは良いね。
金沢を歩くのは何気に初めて。
周囲の景色が地図と一致してるって嬉しい。
9年前、海沿いの街を訪れた時、カーナビは「駅前」を示していたけど、
駅舎もコンビニも信号も道路さえもなかった。
目に入るものの中で原形を保っていたのは高台の病院だけ。
そういうわけで初めての21世紀美術館や兼六園も無事に訪問。
文化や芸術は有事には真っ先に切り捨てられるのは致し方ないのかもしれないけど、
エンタメやアートの力ってやっぱすごい。
お腹は膨れないけれど、生きる活力がわいてくるし、
人間らしさの象徴だなって思う。
なんてことをだらだら書いて、
それを読んれくれる人も、スルーする人も、とりあえずみんな生きてる。ありがたや。
美味い酒飲んで、
バカ話して笑って、
温かい風呂で汗を流して、
ふかふかの布団で寝る。
9年9日目に再確認する幸せの数々。
帰る家があるし、道路も線路もつながっているから、まだまだ遊びに行くよ!
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