みう と 青

みうと青の共同ブログ。
知ってる人には言えないけど、知らない誰かの通り過ぎる場所で呟きたい独り言があるのです。

舞台の話

2006年06月16日 02時14分14秒 | みう・しばい

遅ればせながらのアップです。

今、ある劇団の舞台に誘って頂いてます。
多分、主役で。

「多分」と言うのには訳があります。

そこの劇団はとにかく改稿が多いです。
前回公演では最終的に10稿まで行きました。
その途中に何が起こるかわからないので「多分」です。
あるいは「現時点での」とでも申しましょうか・・・。

とにかく暫定主役キャラでのお誘い受けていて、大変光栄です。
でも、とても戸惑っています。

演出の方は、昔一緒にやっていた方なので、それで誘ってくれたのだと思います。
でも、今と昔では自分の芝居の作り方が変わりました。
今と昔の自分では、良いと思う演技も、役のアプローチも変わりました。

昔の私を評価して誘ってくださったのなら、今の自分がその期待に応えられるのか、とても心配です。

これが普通にオーディション等を受けてもらった役なら、「今の自分に与えられた役」であることが確実なので、こういう戸惑いはありません。

更に別の不安もあります。

「この役の候補の方が、もう一名、劇団員の中にいる」
という状況でのお誘いなのです。
そして、団員の方を差し置いてまで・・・という理由が「声」なのです。

その方はどうやら「声が小さい」らしいです。
しかも「本番になると出るのに、稽古では出ない」というタイプなのだそうです。

演出家の方曰く、「ほか役なら本番で出れば十分」なのだそうです。
でも、メインキャストはそういうわけにはいかないのだそうです。
それは何となく分かります。

でも、自分も声出ません!

この5年間、あえて発声等をやってません。
それだけなら良いのですが、ご存知の方もいると思いますが、
自分、冬に喉を切ってます。

日常生活での会話には問題はありませんが、カラオケとかいくと、その影響を痛感します。

勿論キチンとしたボイストレーニングを受ければ、手術前より出るようにするのも可能ですが、そんなお金も時間も無い!

それに5年間、あえて発声をしなかったのは
「へたな発声をすると、声の個性がつぶれるし、声の微妙な表情もつぶれる」
という理由があります。
そうならないで、強い声や大きな声を育てられるトレーナーは数少ないし、出会える確立も低いと思われます。

映像という現場もあるし、何より演技そのものが稚拙なのに、更に表現を潰してしまうかもしれないことはやりたくありませんでした。

こんな自分でいいのか?
自分も声小さいぞ!
本番でも出ないかも知れないぞ!
と、不安になるのですよ。
勿論、やるとなれば発声はやっていきますが、ちゃんと出るようになる確証もないし、出ないうちから稽古は進むわけで、待てるのか?そんなオイラを!
と不安なのですよ。

もちろん声意外にも、色々と期待してくださっているようなのですが、いかんせん、演出の方が持っている自分の情報が最新で無いだけに不安です。

もし、自分が引き受けちゃったら、もう一人の候補者はどうなっちゃうんだろう?
とかの心配もあるし、そういう状況で結果出せなかった時の事を想像すると、本当に恐ろしい。

特別待遇で他人の権利を剥奪した上で結果を残せない自分・・・











恐ろしいけど、やっぱり出たい!

ここまでキチンと読んだ人、いたら恐ろしいにゃあ


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