旅の全体図はコチラ
2019年1月1日(火)
・初日の出は拝めず
・ミツペ・ラモーンからティベリヤまで大移動
・ティベリヤ散策
・セント・ピーターズ・フィッシュ実食
5:00起床、相部屋の人に最大限に気を使いつつ身支度とパッキング。
5:30過ぎには宿を出る。
まだ太陽の気配は皆無。
煌々と輝く三日月と街灯の明かりの中を今一度ビジターセンターに向かって歩く。
6:00頃、ビジター・センターに到着。
まだまだ暗いなか、アイベックスがうようよ。
地元のカメラマンっぽい女性に遭遇。
「昨日も会ったわね」と言われる。
そういえば夕焼け待ちのときに会ってたわ。
アイベックスは野生なので餌あげちゃダメなんだけど、盛大に餌付けしてる。
慣れた様子なので、たぶんしょっちゅうやってる。
なんとなく空が白んできた。
三日月はあんなにクッキリ見えたのに、地平線際は盛大に曇っている予感。
考えても仕方ないので、考えるのをやめた。
んで、ひたすらアイベックス観察。
じわじわ人が集まってきた。みんな初日の出目当てだと思う。
てか、思ったより人少ない。
新年を迎えるってのが、初日の出よりもガラ・パーティーが主流っていうかメインなのかも。(または日の出に興味が無い?)
6:45頃にはすっかり明るくなっていたけど、太陽が見当たらない。
もう日の出は諦めてバス停に向かう。
前々日に降りたのと同じバス停。
7:00の65番バスでベエル・シェバに向かう。15NIS。
道中は朝焼けの砂漠が美しい!
ときどき見えるオブジェとかもイスラエルっぽい。
8:10頃、ベエル・シェバに到着。
すでに開いてるお店とかもある。
自分はほっとコーヒーを買って、前々日にかったシリアルバーの残りと合わせて朝食にした。
8:40、11番乗り場から出る470番バスに乗る。
これでエルサレムまで戻る。27NIS。
2時間半、ノンストップ。
だんだん緑が増えてくる。
エルサレムの町がすでに懐かしいw
10:10頃、エルサレムのバスタ新宿、もといビル型のバスターミナルに到着。
もはや勝手知ったるナントヤラな感じで、戸惑いもなくティベリヤまでのチケットを購入。
ちなみに、バスは席さえ空いていればチケット買わなくても、乗り口で現金支払で乗れるので、出発が迫ってたら直接乗り場に向かう方が良いかも?
自分の乗りたいのは10:45発なのでノンビリ。
ここで初めてビル内のチップ式トイレを使ってみた。
チェックポイントみたいな鉄格子の回転扉がついていて、1~2NISだったはず。
おつりとか出ないので、小銭必須。
10:45、エルサレムのバスターミナルを出発。
37.5NISの961番バスでティベリヤを目指します。
3時間弱、ノンストップ。
このバスは絶対に右側に座りたくて頑張った。
というのも、このバスは国境沿いの90号を北上するルートなので、
東側の車窓がヨルダン川側となり、窓からヨルダンが見えるはず!
島国ニッポンで生まれ育った自分としては「隣国を目視で確認」というのはテンション上がるのです。
走り出してしばらくは左側(西側)の車窓の方が圧倒的にステキで「しくじったかな?」と思ったけど、途中からは「本当に右側に座ってよかった~!」というステキな車窓!
バスを降りて、そのまま軍の施設に入って行く人も。
国境際ならではの有刺鉄腺は緊張感あり。
ちなみに、ミツペ・ラモンからエルサレムにきた時はチェックポイントがないのであんまり気づきませんが、90号線の南側はパレスチナを走っています。
エズレル平野あたりでパレスチナからイスラエルに入るので、チェックポイントを通過します。
自分の場合、乗ってたバスは一旦停車して、防弾チョッキを着た2人組みが社内に乗り込んできて、乗客をチェックするけど、IDの提出を求められてる人は、このバスではいなかったし、自分もパスポートを見せたりすることは無かった。
彼らに写真撮っていいか聞いたら、それはNGでした。
のどかな景色の中を走るバスが、鉄格子のゲートに阻まれてチェックを受けているのを待つ間、渡り鳥の群れが飛んでいく様子を眺めて暇つぶし。
イスラエルからパレスチナへ、パレスチナからヨルダンへ、一時停止なく越えていく。
地溝帯の景色は美しく、ティベリヤに近づくとガリラヤ湖畔も眺め放題。
90号線はぜひとも通っていただきたいステキな道でした。
13:20、ティベリヤに到着。
ターミナルの1つ手前のバス停の方が街中に近くて便利そうで、「ここで降りるか?」と一瞬迷ったけど、勘違いだと路頭に迷うのでおとなしく最終のターミナルまで行ってみた。
勘違いじゃなかったけど、まあ、よい。
バスターミナルにはマクドナルドが併設されてた。
キオスク的なものも複数ある。
てか、ユダヤ教的には1月1日とかは割りとどーでもいいみたいで、ミツペ・ラモンからティベリヤまで約400km、想像以上にサクサク着いてしまった。
(友達いわく、ユダヤの大型連休は9月とのこと)
イスラエル人の友達にルートを相談したときも「その移動はけっこう大変だと思うよ~」って言われてたけど、バスもほぼほぼ時間通りだし、常に窓側キープだし、よきかな。
(シャバットとか、ラマダンとかと重なるときは要注意)
13:30前には宿に到着してたけど、
「チェックインは14時から。今はまだ掃除中」
ってことで、ロビーでしばし休憩。
時間になって部屋に案内されたが、なんか薄汚いw
設備の新旧は問わないけど(てか、宿の入ってる建物は改装中だった)、部屋全体が埃っぽく、バストイレの扉には髪の毛がついていて(かなりの量)、床には小さいゴミや綿埃も・・・。
一体どんな掃除を待たされていたのか・・・。
そういや、ロビーの掃除もビッチョビチョのモップでやってたな・・・。
そんな本日の宿は「Tiberias Hostel」です。
内装は要所要所で凝ってておしゃれっぽいところもある。
共有スペースが豊富で、ゆとりのあるつくり。
部屋は質素で、ちょっとコンセントが使いにくい位置にあった。
Wifiは部屋では重いので、ロビーで使うのが吉。
夜に1回停電アリ。別に宿のせいでもないのかも?
お茶やコーヒーはフリー。
キッチンは広いので、料理したい人にはいいかも。
1泊+朝食で115NIS。カードOKでした。
で、薄汚いのは宿だけじゃない。
町全体が薄汚いw
聖地ティベリアは、大きな湖と廃墟と野良猫と水鳥の町。
中心部の雰囲気は、聖地というより寂れた熱海。
湖畔のレストランも埃っぽくて、トイレがめっちゃくちゃ汚くて、食事前に行ったら食欲失せて、用も足さずに出てきてしまうレベル。
そんな薄汚い中心街をお散歩です。
十字軍の城壁。
バスターミナルにつづく交差点にドーンとある。
この交差点を、湖を背に右側に進んで急坂をちょいと登ると、そこにもその時代の建物が残ってます。
キレイに保存しよう!というより、活用しながら残ってきたって感じ。
野良猫。カワイイけど猫アレルギーゆえ触れない。
ジャーマ・アル・オマリ
古いモスクの跡。
建物の外観はしっかり残っているけど、中は荒れ放題で立ち入り禁止。
ペトロの教会。
まさかの貸切。
中にも猫がいて、いい感じの写真を撮りたいんだけど、ものすごく人懐こいので、ローアングルで撮ろうとしゃがんだ瞬間擦り寄ってくるため、結局よい写真は撮れずorz
ティベリヤ湖は遊覧船とかもあります。
写真の船はずーっと浮いてるだけ。
たぶん、ペトロの船を再現とかしてるんだと思われ。
魚屋さん。
で、夕食。
ここまで粗食だったので、さすがに名物を食べようと思い、セント・ピーターズ・フィッシュを喰らう。
セント・ピーターズ・フィッシュを出しているお店は腐るほどあります。
湖の見えないお店は、72~74NISくらい。
湖畔のお店が78~79NISくらいで統一されてました。
自分は白ワインもつけて、これはとても美味しかった。
が、お会計でしくじった。
ちょっと現金があまり気味だったので、現金で払ったのですが、そうすると税金がかなり取られます。
ここいらはゴリゴリの観光地なので、カードだと(使えれば外貨も)免税になるのに失念。
余ってたから使ったので、ぶっちゃけ痛手はないんだけど、やっぱ損した気分は拭えない。
ちなみに自分の入ったお店は湖畔のアウトドア席もあったけど、水鳥の羽毛とかがすごそうだったのでインドアでいただきました。
そして店内も薄汚いw
たぶん、ティベリアの人たち的にはこれが普通なんだと思います。
テルアビブの友人にそのことを話すと「あの辺りは貧しいエリアだし。てか、日本がきれい過ぎるよ~」とのこと。
アレルギーもちの人とかは、ちょっと気をつけたいエリアでした。
晩酌。
このビール、自分的にはまったく飲めない味でしたw
喉が痛くなってきたのでコフドロップ購入。
美味しくて効き目もなかなか。
切手が自販機でびっくり。
明日はティベリヤ湖畔のハイキング。早よ寝よ。
――――移動のまとめ(火曜日)ーーーー
7:00 ミツペ・ラモン発 65番バス 15NIS
8:10 ベエル・シェバ到着
8:40 ベエル・シェバ発 470番バス 27NIS
10:10 エルサレム着
10:45 エルサレム発 961番バス 37.5NIS
13:20 ティベリヤ着
距離 約400km
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