みう と 青

みうと青の共同ブログ。
知ってる人には言えないけど、知らない誰かの通り過ぎる場所で呟きたい独り言があるのです。

8年8日

2019年03月19日 14時46分16秒 | みう・震災とボランティア
8年と8日。
あっという間とも感じるけど、ずいぶん経ったなとも感じる。

8年経てば8年分過去になる中で、この8年間言われ続けてきた「風化させない」について考えてみる。

「風化させない」という言葉を、最低100回は見聞きしたこの8年。
もはや定型文になりつつあると感じる。
でも、「風化させない」という言葉は念仏ではないので、ただ唱えてもご利益はない。

何のために風化させたくないのか、今一度再確認。
それは、とりもなおさず
①教訓とし、未来に備える
②復興を被災地に丸投げしないで、出来る範囲で寄り添っていこう
ってことなんだと思う。

んで、
①に関しては、その悲劇性を心に刻むってことは、どうしても避けられない気がする。
②に関しては、やっぱりレジャーとかがパッと思いつく手ごろな手段かな〜って思う。
けど、この両立が案外難しいのかも。
気持ちのバランス的に。

ちょっと嫌な言い方かもだけど、あのカタストロフィを消費しきってしまった人たちにとって、もうそこから得られるカタルシスはない。
だから現地に足を運んだとき、あるいは、行こうとするだけで感じる重たい気持ちを処理できなくて、ドンヨリしっぱなしになる。

「遊びに行く」って言葉に、まだ違和感を覚えてる人もいると思うし。


この辺は、報道とかの責任も大きいのかな〜って思う。
使いまわされる悲劇系感動ポルノの賞味期限には限界があるのに、毎年代わり映えのしない報道。

悲劇を忘れないことと、「被災地」というイメージの払拭って対極。
すごく難しいのは分かる。
どうやっても誰かには批判される。
でも、
忘れちゃいけない過去、知るべき今、なりたい未来。
そこ踏まえて「風化させない」をやっていきたい。
9年目、10年目、ニコニコしてたいしね。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿