今回ご紹介するのは「みどりのマキバオー」(著:つの丸)です。
春のクラシックも間近に迫ってきているので、今回は皐月賞編のご紹介をしようと思います。
-----内容-----
北海道のみどり牧場で生まれた、犬のような白毛馬・マキバオーは、牧場の借金のために母馬を連れ去られてしまいます。
母馬との再会は悲しい結果になりますが、チュウ兵衛とも知り合え、マキバオーは競走馬になる決心をします。
1歳になったマキバオーは、怪物ホース、カスケードと会い、その実力におどろきます。
2歳になったマキバオーは競走馬になり、負けなしの3連勝をします。
そして朝日杯フューチュリティステークス、カスケードとの対決でついに負けてしまったマキバオーは、モンゴルへ修行にいくのですが…
(この内容は5巻のあらすじのものです。また朝日杯のレース名と馬齢表記は、最新のものに変更させて頂きました。)
-----感想-----
「白い珍獣」の異名を持つマキバオー。
それもそのはず、マキバオーの姿はどう見てもサラブレッドには見えない、犬のような小さな馬なのです。
そのマキバオーが様々な困難を乗り越え、競走馬となります。
ライバルたちもつわもの揃い。
「黒い帝王カスケード」、「不屈の闘将アマゴワクチン」、「爆弾小僧ニトロニクス」、マキバオーの世代にはライバルがたくさんいます。
そういったライバルたちとときに励ましあい、ときにぶつかりあい、成長していくマキバオー。
そして迎える皐月賞の晴れ舞台。
皐月賞編は単行本の5巻~6巻に収録されています。
マキバオーの話の中でも皐月賞編はかなり好きです。
モンゴルでの修行から帰ってきて、前哨戦のスプリングステークスを勝利したマキバオーは、皐月賞で堂々の一番人気に支持されます。
以下に皐月賞の本場場入場時の様子を、単行本のセリフを引用させて頂いてご紹介します。
皐月賞(GⅠ)中山競馬場 芝・2000m
ダービー・菊花賞に先がけて行われる
「3歳限定3冠レース」の第1弾
その一生に一度の晴れ舞台を踏めるのは18頭
「皐月賞は速い馬が勝つ!
今日の中山競馬場のメインレースは皐月賞GⅠ・2000m!!
3冠・最初の栄誉を手に入れるのは果たしてどの馬でしょうか!?
選ばれた18頭の本場場入場です」
「2枠4番はドバイで心身共に鍛え上げた漆黒の馬体!3戦3勝無敗の王者が帰って来た!! ”黒い殺し屋”いや”黒い帝王”と言ってもいいでしょう!! カスケードだあ!!!」
「6枠11番はこの馬だ!!驚異的な速さで骨折を克服しました!!”3冠相続人”まさに”不屈の闘将”です!!!アマゴワクチン!!」
「もうミーハー人気じゃないぞ!5戦4勝!!堂々の1番人気だあ!! 主役は大トリ8枠18番”東のアイドル・白い珍獣”ミドリマキバオー!!」
そしてレースがスタート。
レースの様子も、単行本のセリフを引用させて頂いて、ハイライト風に書いてみようと思います。
「4コーナー手前約1500mあたりを通過!!残りは500m!四分の一だ!!」
「や…やりやがった…ワクチンの野郎!」
「罠だ…罠は2つあったんだ…」
「行くなー!!マキバオー引けー!!」
「フッさすがカスケード…よく見破った…」
「なるほどな…お前が今回一番恐れたのはこの俺ではなく…先に行ったあいつら…いや! ミドリマキバオーだったって訳か…」
「どうしたマキバオー!?マキバオーまでもが一杯か!?」
「ウ…ウソだろ?オレ達がオーバーペースだなんてそんなはずは…」
「何てこった!!ミスだ!!騎乗ミスだあ!!!」
「くそ…俺としたことが大失敗だ…こんなペースで最後までもつわけがねえ…完全にマークする相手を間違えた!!このレース…勝つのは…あいつ(マキバオー)じゃねえ!!」
「そうだそうだった…オレは約束しちまったんだ…無敗のままで…世界へ行くと!!」
「抜け出したのはカスケード!!やはり強い!!体重減は関係ない!!本物だあ!!!」
「くそ…このままで…このままで終われるか…」
「なんとなんと…マキバオーが伸びている!!!残り50m!!マキバオーが来たーーっ!!!」
「うなる服部のムチ!!押しまくる山本の腕!!一騎討ち!!この2頭の一騎討ちだあ!!!」
というわけで、久しぶりに熱い記事となりましたが(笑)
「みどりのマキバオー」の皐月賞編、何となく雰囲気が伝われば幸いです。
このハイライトから想像がつくと思いますが、マキバオーはアマゴワクチンの罠にはまってしまい、絶体絶命の窮地に立たされてしまいます。
しかしそこからが白い奇跡・マキバオーの真骨頂
一旦はライバルのカスケードに先頭を譲ってしまいますが、驚異の勝負根性で再びカスケードに迫るのです
この後は予期せぬ展開になり、衝撃のラストとなります。
どのレースでも読む者を感動させてくれるマキバオー。
この皐月賞の後は日本ダービーへと進みます。
機会があれば、そちらのご紹介もしようかなと思います
春のクラシックも間近に迫ってきているので、今回は皐月賞編のご紹介をしようと思います。
-----内容-----
北海道のみどり牧場で生まれた、犬のような白毛馬・マキバオーは、牧場の借金のために母馬を連れ去られてしまいます。
母馬との再会は悲しい結果になりますが、チュウ兵衛とも知り合え、マキバオーは競走馬になる決心をします。
1歳になったマキバオーは、怪物ホース、カスケードと会い、その実力におどろきます。
2歳になったマキバオーは競走馬になり、負けなしの3連勝をします。
そして朝日杯フューチュリティステークス、カスケードとの対決でついに負けてしまったマキバオーは、モンゴルへ修行にいくのですが…
(この内容は5巻のあらすじのものです。また朝日杯のレース名と馬齢表記は、最新のものに変更させて頂きました。)
-----感想-----
「白い珍獣」の異名を持つマキバオー。
それもそのはず、マキバオーの姿はどう見てもサラブレッドには見えない、犬のような小さな馬なのです。
そのマキバオーが様々な困難を乗り越え、競走馬となります。
ライバルたちもつわもの揃い。
「黒い帝王カスケード」、「不屈の闘将アマゴワクチン」、「爆弾小僧ニトロニクス」、マキバオーの世代にはライバルがたくさんいます。
そういったライバルたちとときに励ましあい、ときにぶつかりあい、成長していくマキバオー。
そして迎える皐月賞の晴れ舞台。
皐月賞編は単行本の5巻~6巻に収録されています。
マキバオーの話の中でも皐月賞編はかなり好きです。
モンゴルでの修行から帰ってきて、前哨戦のスプリングステークスを勝利したマキバオーは、皐月賞で堂々の一番人気に支持されます。
以下に皐月賞の本場場入場時の様子を、単行本のセリフを引用させて頂いてご紹介します。
皐月賞(GⅠ)中山競馬場 芝・2000m
ダービー・菊花賞に先がけて行われる
「3歳限定3冠レース」の第1弾
その一生に一度の晴れ舞台を踏めるのは18頭
「皐月賞は速い馬が勝つ!
今日の中山競馬場のメインレースは皐月賞GⅠ・2000m!!
3冠・最初の栄誉を手に入れるのは果たしてどの馬でしょうか!?
選ばれた18頭の本場場入場です」
「2枠4番はドバイで心身共に鍛え上げた漆黒の馬体!3戦3勝無敗の王者が帰って来た!! ”黒い殺し屋”いや”黒い帝王”と言ってもいいでしょう!! カスケードだあ!!!」
「6枠11番はこの馬だ!!驚異的な速さで骨折を克服しました!!”3冠相続人”まさに”不屈の闘将”です!!!アマゴワクチン!!」
「もうミーハー人気じゃないぞ!5戦4勝!!堂々の1番人気だあ!! 主役は大トリ8枠18番”東のアイドル・白い珍獣”ミドリマキバオー!!」
そしてレースがスタート。
レースの様子も、単行本のセリフを引用させて頂いて、ハイライト風に書いてみようと思います。
「4コーナー手前約1500mあたりを通過!!残りは500m!四分の一だ!!」
「や…やりやがった…ワクチンの野郎!」
「罠だ…罠は2つあったんだ…」
「行くなー!!マキバオー引けー!!」
「フッさすがカスケード…よく見破った…」
「なるほどな…お前が今回一番恐れたのはこの俺ではなく…先に行ったあいつら…いや! ミドリマキバオーだったって訳か…」
「どうしたマキバオー!?マキバオーまでもが一杯か!?」
「ウ…ウソだろ?オレ達がオーバーペースだなんてそんなはずは…」
「何てこった!!ミスだ!!騎乗ミスだあ!!!」
「くそ…俺としたことが大失敗だ…こんなペースで最後までもつわけがねえ…完全にマークする相手を間違えた!!このレース…勝つのは…あいつ(マキバオー)じゃねえ!!」
「そうだそうだった…オレは約束しちまったんだ…無敗のままで…世界へ行くと!!」
「抜け出したのはカスケード!!やはり強い!!体重減は関係ない!!本物だあ!!!」
「くそ…このままで…このままで終われるか…」
「なんとなんと…マキバオーが伸びている!!!残り50m!!マキバオーが来たーーっ!!!」
「うなる服部のムチ!!押しまくる山本の腕!!一騎討ち!!この2頭の一騎討ちだあ!!!」
というわけで、久しぶりに熱い記事となりましたが(笑)
「みどりのマキバオー」の皐月賞編、何となく雰囲気が伝われば幸いです。
このハイライトから想像がつくと思いますが、マキバオーはアマゴワクチンの罠にはまってしまい、絶体絶命の窮地に立たされてしまいます。
しかしそこからが白い奇跡・マキバオーの真骨頂

一旦はライバルのカスケードに先頭を譲ってしまいますが、驚異の勝負根性で再びカスケードに迫るのです

この後は予期せぬ展開になり、衝撃のラストとなります。
どのレースでも読む者を感動させてくれるマキバオー。
この皐月賞の後は日本ダービーへと進みます。
機会があれば、そちらのご紹介もしようかなと思います
