読書日和

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皇位継承問題

2017-05-02 18:45:56 | 政治
天皇陛下が譲位(天皇の位を次の皇位継承者に譲ること)の意向を表明され、遠くないうちに皇位が継承される可能性が高くなってきました。
そこで今回は長く問題になっている皇位継承問題について考えてみます。

まず天皇陛下は世界でも最高の権威を持つお方として知られています。
世界中を見渡しても天皇陛下と並び立てるのはローマ法王とイギリスのエリザベス女王しかいないです。

世界からそれほどまでの高い尊敬を集めているのは、一つの系統(皇統)が途切れることなく続いてきた歴史によります。
初代天皇の神武天皇から現在の天皇陛下(今現在の天皇陛下のことを今上(きんじょう)陛下と言います)まで、途切れることなく続いてきました。
なので「世界最古の皇帝」とも呼ばれています。

この長きに渡って続いてきた一つの系統とは、「男系男子」の系統です。
同じ系統がこれほどまでの長きに渡って続いた例は世界中を見ても日本の天皇陛下の系統以外にはなく、天皇陛下が世界で最高峰の尊敬を集める理由がこれです。

近年、皇室では皇位を継承し次の代につないでいける男子の不足が問題になっています。
そこで「女性宮家を創設して女性皇族に皇位を継承させ、そのまま女系天皇になっていくのでも良いではないか」という意見が出て、皇位継承をどうするかの議論がされています。
ところが女系天皇では長きに渡って続いてきた、世界最古の皇帝と呼ばれる「男系男子」の系統が途絶えることになります。
世界にただ一つしかない、極めて長い歴史を持つ男系男子の系統であり、これが失われた時の損失は計り知れないです。
このことから、私は女系天皇には反対です。
女系天皇に反対すると「差別だ!」と女性差別に話をすり替える方もいますが、これは女性差別ではなく、世界にただ一つしかない極めて長い歴史を持つ系統なのですからその世界的価値を守り、後世につないでいくべきという考えです。

皇位継承が安定して続いていくための案として、私は「旧宮家の皇籍復帰案」を支持します。
旧宮家とは太平洋戦争の後、皇室を弱体化させたかったGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)によって皇籍を剥奪された方々のことです。
この方々は元々皇族であり、さらに男系男子の系統が続いています。
なのでこの方々に政府から正式に依頼して皇籍に復帰して頂けば男系男子の系統を受け継ぐ男子皇族の数が増え、皇位継承が危ぶまれることもなくなります。

また、天皇陛下がご譲位された後の次の天皇陛下として、皇太子殿下ではなく秋篠宮殿下にすべきという意見があります。
これは皇太子殿下には男子のご子息がないこと、さらに雅子妃殿下が長くご病気で天皇皇后両陛下となられた時に頼りないので、それならば最初から秋篠宮殿下に天皇陛下になって頂いたほうが良いという考えのようです。
私はこれはいくら何でも強引ではないかと思います。
皇位継承順位のとおり皇太子殿下、秋篠宮殿下、悠仁親王殿下の順に継承していくのが良いと思います。
そしてその周りを旧宮家から皇籍復帰された方々が支え、磐石の皇室になっていってほしいです。