読書日和

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プレミアムフライデー

2017-05-26 21:24:20 | ウェブ日記
今年の2月から、「プレミアムフライデー」という取り組みが始まりました。
プレミアムフライデーとは「毎月末の金曜日に普段よりもプレミアムな生活を推奨する個人消費喚起キャンペーン」のことです。
働き方改革の一環でもあり、プレミアムフライデーの日は15時に仕事を終えることを奨励しています。
そして月末の金曜日は給与支給日の直後に該当しやすいことから、15時で早めに仕事を終え夕方を買い物や旅行などに充ててもらい、月に一度くらい早く仕事の終わる日を作るのと経済を活性化するのが狙いのようです。

まず、取り組みとしてはとても良いと思います。
月に一度くらい早く帰れる日を作ろうという考え自体は何ら悪くはないからです。
この取り組みには「そんな取り組みをしても意味はない」「どうせ私は15時では帰れないのだから関係ない」などの声もありますが、ひがんだり批判だけしていたのでは労働者の労働の負担を軽くすることはできないですし、具体案(この場合はプレミアムフライデー)を出して取り組んでいくのは大事なことです。
少なくとも「労働者の労働の負担を減らすための動きがある」という意識が社会に広まることになります。
「労働者は長時間残業のブラック労働をするのが当たり前」という意識が蔓延するような社会よりはだいぶ良いと思います。

次にこの取り組みが順調に日本の多くの企業に広がっていくかというと、そう簡単にはいかないと思います。
連日長時間残業を強いているような企業が多くある中で定時よりもさらに勤務時間の短い日を作るのは難しいと思います。
大企業が率先してプレミアムフライデーを実施して、「それならばうちも」と後に続く企業を徐々に増やしていくしかなさそうです。

また15時で早めに仕事を終え夕方を買い物や旅行などに充ててもらうのは良いのですが、それを迎える側のサービス業の人達は忙しくなるのではと思います。
収益アップの恩恵は受けるかも知れませんが、月に一度くらい早く帰れる日を作ろうという方の恩恵を受けることはできないです。
プレミアムフライデーは少しでも労働者の労働の負担を減らすのを意図して始まっているはずなので、サービス業の人達にも何かしらの労働負担軽減策があれば良いのになと思います。

私個人としては、プレミアムフライデーの日はいつもより少しだけ奮発したものを食べる日くらいの位置付けになるかなと思います。
今後15時で仕事を終えて帰る流れが波及してくればそれは嬉しいです。
毎月末、普段の平日より早く帰れる日があるのは良いものだと思うので、いつかそんな働き方が浸透する日が来るのを願います。