読書日和

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「ジャイロスコープ」伊坂幸太郎

2015-07-17 23:37:21 | 小説
今回ご紹介するのは「ジャイロスコープ」(著:伊坂幸太郎)です。

-----内容-----
助言あります。
スーパーの駐車場にて”相談屋”を営む稲垣さんの下で働くことになった浜田青年。
人々のささいな相談事が、驚愕の結末に繋がる「浜田青年ホントスカ」。
バスジャック事件の”もし、あの時……”を描く「if」。
謎の生物が暴れる野心作「ギア」。
洒脱な会話、軽快な文体、そして独特のユーモアが詰まった七つの伊坂ワールド。
書下ろし短編「後ろの声がうるさい」収録。

-----感想-----
初の文庫オリジナル短編集として書店で平積みされていたのが目に留まりました。
この作品は以下の七つの短編で構成されています。

浜田青年ホントスカ
ギア
二月下旬から三月上旬
if
一人では無理がある
彗星さんたち
後ろの声がうるさい

「浜田青年ホントスカ」の舞台は蝦蟇倉市(がまくらし)という架空の市。
鎌倉市のパロディだと思います。
語り手の浜田君は家出をして蝦蟇倉市にやってきました。
そこで出会ったのが「相談屋」をやっている稲垣さん。
浜田君は稲垣さんに頼まれ助手をやることになります。

あなたの悩みは誰よりも深刻で、難問であるという応対をする。

稲垣さんの言っていたこの相談を聞く時の秘訣はなるほどと思いました。
たしかにそんなふうに真剣に聞いてくれたほうが悩みを相談する側も信頼して話せるのではと思います。

浜田君は一週間後に稲垣さんの代役をやることになります。
事情によりその客の相手を浜田君にやってほしいと言うのです。
そして一週間後、いよいよ問題の客が来て浜田君が相談屋の代役をします。
相談に来たのは意外な人物で驚きました。
私はてっきり浜田君の両親が来るのかと思っていました。
そして浜田君の正体も驚きでした。
ラストに二重の驚きのある物語でした。


「ギア」の語り手は蓬田(よもぎだ)。
数人がワゴン車に乗って移動しています。
冒頭、「数ヶ月で町が消えてしまった」とありました。
五反田、品川、銀座と進んで、その先が荒野になってしまっているとあり、一体何があったのかと思いました。
車内に乗っている人は全員、壊れた街を歩いている時に運転手に拾われたとのことです。
みんな面識はありません。

運転手が突然セミンゴという謎の生物の話を始めます。
現在街が壊滅しているのはセミンゴの仕業だと言うのです。
セミンゴは人間の情報を入手していて、攻撃の機を窺っていたとのことでした。
あと、セミンゴがどんな顔かの喩えで出た、ウルトラセブンに登場したメトロン星人というのが印象に残りました。
「ウルトラセブンとちゃぶ台を挟んで対話したことで有名」とあり、どんな星人なのか気になるところです。


「二月下旬から三月上旬」の語り手は慈郎。
戦争が終わって間もない世界が舞台になっています。
この話では慈郎が小学校四年生の時に出会った坂本ジョンが、友達としてよく登場します。
そして坂本ジョンは幻の存在かも知れないと思いました。
慈郎の前に突然現れたり突然消えたりしています。
さらに今度は妻が突然登場して突然消えていて、慈郎は妄想癖が強そうな印象を受けました。

子供叱るな来た道だもの 年寄り笑うな行く道だもの
作品内に登場したこの詩は誰の詩なのか気になったので調べてみたら、永六輔氏の「無名人 名語録」に収録されている言葉とのことでした。
たしかに子供はかつて自分が辿ってきた道ですし、お年寄りはこれから自分が向かう道です。
名もなき人の言葉とのことですが非常に良い言葉だと思います。

ちなみに伊坂さんの作品では戦争についてのことがわりとよく出てきます。
ただこの話では無理に戦争をキーワードとして絡めようとして作品が不自然になっている感があり、そこがちょっと残念だったなと思います。


「if」の語り手は山本。
山本の家の最寄り駅である門場駅は架空の駅名のようです。
山本はバスジャックに遭遇します。
犯人は女性と子供だけ残り、男性はバスから降りろと要求してきます。
二十年前の中学生の時、からかわれていた女子生徒を庇わなくて後悔したことが頭をよぎり、ここで犯人の要求どおりバスを降りてしまって良いのか迷いますが、結局降りてしまいます。
事件は解決しますが、どうしてあの時犯人の要求に従ってしまったのかと山本は今も酷く後悔しています。

そしてこの作品はパラレルワールドのような面白い作りになっていました。
山本はバスジャックで後悔したことについて「もしあの時ああしていれば、バスジャック自体遭遇しなくてすんだ」と考えていることがあって、その「ああしていれば」の展開が出てきます。
私は読んでいて森見登美彦さんの「四畳半神話大系」が思い浮かびました。
ただし、「四畳半神話大系」のような正真正銘のパラレルワールドではなく、この作品にはちょっとした仕掛けがあり、読んでいて驚かされました。


「一人では無理がある」の語り手は林衿子(えりこ)。娘の梨央にはストーカーがいます。
そして冒頭でいきなりストーカーが梨央の家に来ようとしていて緊迫の展開になっていました。

ここで物語が一度途切れ、別の物語が始まります。
その物語はなんと「サンタクロースの会社」の物語。
巨大な非営利団体(NGO)のような会社とのことです。
松田陽一という人がこの物語の重要人物として登場。
松田の上司は緑川杏珠という人で、二人がいるのはクリスマスのプレゼントを選び届け先の情報を管理する部署。
ほかには「アンカー」と呼ばれるプレゼントを配達する人達による部署などがあります。

松田はよく失敗をするのですが、会社は松田の失敗が「結果オーライ」になるところを見込んでいるらしいです。
これまでも松田の失敗によりプレゼントを貰う子供たちが救われたことが何度かありました。
そしてこの松田の失敗が冒頭の梨央の話とつながっていて驚かされることになりました。
別々の話がつながるのは伊坂さんらしいなと思います。


「彗星さんたち」の語り手は二村佳代というシングルマザー。
二村は新幹線の掃除のパートをしています。
その職場の主任の鶴田さんという女性が良いことを言っていました。

「物を綺麗にするのって大変なことなんだから。汚くするのは簡単。そのまま生きていればいいだけ。努力しなくても、汚くなるし、荒れていくわけ。綺麗な場所は、そこを誰かが綺麗にしたからなんだよ。

これはほんとそうだなと思います。
汚くするのは簡単ですが、綺麗にするには「そね場所を綺麗にしよう」と意識して努力することが必要です。

「便りになる」という言葉に力強さを感じ、胸の奥で小さな光の粒が膨らむような感覚になっていた。
その光の正体は見当がついた。
「そういう人になりたい」という願いだ。


この二村さんの気持ちはよく分かりました。
私もよく「そういう人になりたい」と思うことがあります。
私は自信を持って歩いていたいと思っていて、そんな人(良い意味での自信を持っている人)を見ると「こうありたい」と思ったりします。

ちなみに主任の鶴田さんは「パウエル国務長官の言葉」の本を愛読していて、作品内にいくつか長官の言葉が出てきます。
パウエル国務長官とは、アメリカのブッシュ政権時代に国務長官を務めた人です。
その中で特に印象的だったのが以下の言葉です。

どんなことも、思っているほどは悪くない。

これは良い言葉だなと思いました。
何か懸念していることがあると、結構悪いほうに考えてしまうことがあります。
しかし実際にはそれほど悪くないということもよくあるので、長官の言葉はまさに的を得ていると思います。


「後ろの声がうるさい」の語り手は東京行きの新幹線〈はやぶさ〉に乗っている「私」。
私が席に座っていると、後ろの席から会話が聞こえてきます。
女優の佐藤三条子(さんじょうこ)が同じ車両に乗っているというのが聞こえてきて佐藤三条子に興味を持ちます。
そして本当に佐藤三条子なのか様子を見に席を立った時、ジョンという男と遭遇。
「二月下旬から三月上旬」に登場した坂本ジョンだと思います。
さらには相談屋の稲垣さんも登場。
最終話は今までの人物がどんどん出てくる展開になっていました。
バスジャックについても意外な形でなぜ事件が起きたのかが分かりました。
鶴田さんもパウエル国務長官の言葉とセットで登場していました。

「常にベストをつくせ。見る人は見ている」

伊坂さんには珍しい、全く違う話による短編集でした。
私は伊坂幸太郎さんはやはり長編でこそ本領を発揮する人のような気がします。
それでも短編でもあっと驚く展開を見せてくれたのは流石だと思います。
これからもこの人の作品を読むのを楽しみにしています


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アーティストの力

2015-07-16 22:38:55 | ウェブ日記
「靖国神社 みたままつり2013 寄せられた言の葉・絵画 その3」にあるAngeloというロックバンドグループのリーダー兼ヴォーカルのキリトさんの懸雪洞(かけぼんぼり)。
これについて、昨日ツイッターでこの記事を紹介してくれた方がいました。
その方はAngeloのキリトさんのファンで、キリトさんが過去にみたままつりに奉納した言葉をネットで検索しているとのことでした。
そしてツイート(つぶやき)を見ると昨日「みたままつり」に行って今年のキリトさんの奉納した言葉を見てきたようでした。

また昨日はブログ友達のかえる※さんが「夏の風物詩 靖国神社みたままつり」の記事にお越し下さいました。
しばらくブログを休まれていたので電撃復活に驚きました。
そしてかえる※さんもAngeloのキリトさんのファンで、毎年「みたままつり」にキリトさんの奉納した言葉を見に行っています。
これを知っていたので、もしかしたら今年も「みたままつり」に行ったのではないか、そしてブログに帰ってくるとしたらこのタイミングではないかと思っていたら、本当にその通りになったので驚きました。

このツイッターとブログの例から、「アーティストの力」について考えさせられました。
キリトさんのように奉納した言葉をファンが見に来てくれるのは、「あの人の言葉を見に行こう」と思わせる魅力があるということです。
これは凄いことです。
言葉の魅力によって人をその場に馳せ参じさせるのはなかなか簡単ではないです。
あの人の歌を聴きに行こう、曲を聴きに行こう、絵画を見に行こうなど、他の分野にも言えることだと思います。
魅力のあるアーティストは自然と人を引き寄せられるのだと思います。

夏の風物詩 靖国神社みたままつり

2015-07-14 21:22:50 | ウェブ日記
2011年に初めて行った靖国神社みたままつり。
第二次世界大戦における213万余柱に上る英霊をお盆に合わせて慰霊するお祭りで、毎年30万人くらいの人が訪れる東京屈指の夏のお祭りです
この2011年以来2012、2013、2014年と毎年行くようになりました。
東京の夏の風物詩であると同時に、私にとっても夏の風物詩になっていました

靖国神社みたままつりは毎年7月13日~16日にかけて行われます。
今年は月曜日から木曜日にかけての平日開催となります。
東京に居た頃は帰りに行くこともできましたが、さすがに山陽地方に引っ越した今は無理です。
そんなわけで今年はみたままつりには行けない夏となりました。
しかし気持ちは祭りに向いています
奉納された懸雪洞(かけぼんぼり)に書かれた言葉や描かれた絵画を見たり、縁日の雰囲気を楽しみながら歩いたりしたことをよく覚えています。

私がみたままつりと聞いて思い浮かべるのは「灯り」です
夜になると献灯された約3万もの提灯に明かりが灯り、とても幻想的な雰囲気になります
普段は厳かな雰囲気の靖国神社が「みたままつり」の時はそこに幻想的な灯りが加わり、その何とも品のある雰囲気が私は好きです。
毎年この期間だけ見られる特別な姿だなと思います。
またいつか「みたままつり」の日の靖国神社に行ってみたいなと思います

靖国神社 みたままつり2012 その1
靖国神社 みたままつり2012 その2

靖国神社 みたままつり2013 昼間の雰囲気
靖国神社 みたままつり2013 熱気に沸く夜
靖国神社 みたままつり2013 寄せられた言の葉・絵画 その1
靖国神社 みたままつり2013 寄せられた言の葉・絵画 その2
靖国神社 みたままつり2013 寄せられた言の葉・絵画 その3
靖国神社 みたままつり2013 寄せられた言の葉・絵画 その4

靖国神社 みたままつり2014 寄せられた言の葉・絵画 その1
靖国神社 みたままつり2014 寄せられた言の葉・絵画 その2
靖国神社 みたままつり2014 寄せられた言の葉・絵画 その3
靖国神社 みたままつり2014 寄せられた言の葉・絵画 その4

クマゼミの本拠地

2015-07-13 22:35:29 | ウェブ日記
先日の朝、通勤で歩いている時にクマゼミの鳴き声を聞きました。
ジャワジャワジャワと、関東地方ではあまり聞かない鳴き声で元気よく鳴いています

クマゼミの本拠地は西日本。
特に暑いエリアになるほど活発に活動しています
私が今住んでいる山陽地方は西日本でありさらに比較的暑いエリアになるため、やはりクマゼミの鳴き声が聞こえてくるようです。

ここ二~三年、夏に埼玉の実家に帰省した時、たまにクマゼミの鳴き声を聞くことがあります。
ミンミンゼミ、アブラゼミ、ニイニイゼミ、ヒグラシ、ツクツクホウシのどれにも当てはまらない鳴き声をしているのですぐに分かります。
地球温暖化の影響でクマゼミも生息域を東に広げているとのことです。
数年前、本来は西日本に生息するはずのクマゼミが東京の方まで進出してきて、街路樹からクマゼミの鳴き声が聞こえるというニュースを見たことがあります。
そこからついに埼玉の実家の方まで進出してきたかと驚かされました。

そんなクマゼミの本拠地たる西日本。
真夏に響く蝉の音色も関東とは少し違ったものになるのかなと思います。

”一般の”学生が立ち上がる - 安全保障法制反対デモ-

2015-07-12 11:25:18 | 政治
例えば、安全保障法制(集団的自衛権)について学生が行う反対デモがテレビや新聞で取り上げられ、「どこにでもいる一般の普通の学生が立ち上がった」と報道があったとします。
テレビ朝日「報道ステーション」で先日そんな報道がありました。

ここで思い出してほしいのが、「懲らしめるべき -特別な存在ではない-」の記事に書いた、テレビが妙に「一般市民」や「普通の一般の人」「一般の学生」など、デモに参加しているのは一般の人ですとアピールしている場合についてのこと。
はっきり書いてしまうと、こうした安保法制反対デモや憲法9条改正反対デモについてテレビや新聞が妙に「一般の人です」とアピールしている場合は大抵ウソです。
実際には一般の人ではなく反日左翼団体の人や「プロ市民」と呼ばれる人達が主導しています。

しかし日本人は世界でも屈指の、マスコミを信用しやすいお人好しな人の多い民族。
テレビと新聞が「一般の人です」「どこにでもいる一般の普通の学生です」と報道すると、それを鵜呑みにしてそのまま信じてしまうということが往々にしてあります。

私はお人好しなことが悪いことだとは思いません。
悪いのは嘘の報道をして騙すほうです。
報道ステーションが一般の学生が立ち上がってSEALDs(シールズ)という学生団体を組み行ったと報道した安全保障法制反対デモ、実際には民青同(日本民主青年同盟)=極左過激派暴力集団が主導しています。
共産党系のバリバリの反日左翼政治思想集団です。
公安調査庁や公安警察も監視する極左過激派であり、全然一般の学生ではないですね。
無論曲がりなりにも情報のプロであるテレビや新聞の報道の人達がこれを知らないはずがありませんから、知っていて隠し、「一般の学生」と嘘の報道をしているというわけです。
一般の学生なら見ている視聴者や新聞の読者も「へえー、一般の学生がやっているのか、凄いな」と思いやすいですし、上手くすれば視聴者や読者をデモに向かわせることが出来ます。
報道を見た本物の一般の学生が「一般の学生がやっているなら」とデモに参加するケースもあるでしょう。
つまり「報道ステーション」の狙いは安全保障法制反対デモを煽動することであり、政治的に公平であるべきテレビ局が公共の電波を使ってプロパガンダ放送をしているというわけです。
放送法第4条の2「政治的に公平であること」に違反しています。
そして「一般の学生によるデモ」と嘘の報道をすることは放送法第4条の3「報道は事実をまげないですること」に違反しています。
こうした放送法を無視したプロパガンダ放送、偏向報道がしばしば行われています。

プロパガンダ放送と言えば2009年夏のマスコミが主導した政権交代が思い出されます。
マスコミの言っていることを鵜呑みにして政権交代に走った結果、日本憲政史上最悪の政治が待っていて経済も外交も壊滅して酷い目に遭いましたね。
そう何度もマスコミに操られるようなことは避けたいものです。
私達はマスコミの操り人形ではなく、ちゃんと意思のある人間なのですから。
テレビと新聞が言っていることを鵜呑みにするのではなく、自分の頭で考えられる人間でいたいです。

※関連記事
安全保障法制 -瀬戸内寂聴さん-

広島城と護国神社

2015-07-11 19:58:18 | フォトギャラリー
5月31日、広島城に行ってきました。
中国地方といえば戦国武将・毛利氏の縁の地。
以前フォトギャラリーにした岩国城やまだ行っていない毛利氏庭園など、毛利にまつわるものが色々あるようです。
また広島城のエリアには広島護国神社もあり、予期せず「みたま祭り」に遭遇し驚くことになりました。


---------- 広島城と護国神社 ----------


というわけで、広島城にやってきました。
ここは「二の丸」の門の前です。


広島城は毛利元就の孫、輝元によって築城されました。


門をくぐり二の丸に入りました。


後ろを振り向くとこんな感じです。


元々の広島城は原爆によって消失してしまっていて、現在の広島城は築城400年を契機に復元整備したものとのことです。


二の丸の中に入ってみます。




西国最強の戦国武将、毛利元就が3人の子(毛利隆元・吉川元春・小早川隆景)に書いた「三子教訓状」。
兄弟が結束することの大切さを説いています。




広島城天守閣の鯱瓦(しゃちがわら)。


「本丸」に行ってみます。




被爆樹木のマルバヤナギ。
爆心地から770mのここで被爆。
被爆して生き残っているマルバヤナギはこの木だけとのことです。




歩いていたら黄色の提灯がたくさん見えてきました。


この広島城のエリアには広島護国神社があります。
なんとなんと、


「みたま祭り」が行われていました


本家「靖国神社 みたままつり」の規模には及びませんが、この日広島城に行ったらまさかの形でみたま祭りに遭遇し、「みたままつり」との縁を強く感じました。



参考
靖国神社 みたままつり2012 その1
靖国神社 みたままつり2012 その2

靖国神社 みたままつり2013 昼間の雰囲気
靖国神社 みたままつり2013 熱気に沸く夜
靖国神社 みたままつり2013 寄せられた言の葉・絵画 その1
靖国神社 みたままつり2013 寄せられた言の葉・絵画 その2
靖国神社 みたままつり2013 寄せられた言の葉・絵画 その3
靖国神社 みたままつり2013 寄せられた言の葉・絵画 その4

靖国神社 みたままつり2014 寄せられた言の葉・絵画 その1
靖国神社 みたままつり2014 寄せられた言の葉・絵画 その2
靖国神社 みたままつり2014 寄せられた言の葉・絵画 その3
靖国神社 みたままつり2014 寄せられた言の葉・絵画 その4


昇鯉(しょうり)の像。
広島城は「鯉城(りじょう)」と言われていて、昇鯉の像は鯉の滝登りするさまを表し、「難関突破・目標達成・開運出世」の意味が込められています。
「願いをこめて鯉を撫でて下さい」とあったので撫でてきました^^




駆け抜ける馬


護国神社を後にし、広島城本丸に向かいます。


向こうのほうに広島城が見えてきました。


「安芸ひろしま武将隊」によるイベントが行われていました。




毛利元就、その息子の隆元、そして隆元の息子の輝元の三人の武将が登場。
元就が中国地方10ヶ国112万石の覇者に上り詰めたこと、偉大な父に比べてパッとしない隆元の悩みなどが語られていました。


そしてついに広島城に到着。


やはりお城は風格があって良いですね
天気も快晴になってきて、青空によく映えていました


広島城天守閣からの眺め1


広島城天守閣からの眺め2


広島城天守閣からの眺め3
3枚前の、お城を見上げた写真を撮った辺りを見下ろしています。


天守閣を降りて歩いてきて、


「二の丸」の門の前に戻ってきました。
来た時より天気が良くなっています
この後は日本庭園の「縮景園(しゅっけいえん)」を散策しに行きました。
そちらのフォトギャラリーも近々作りますので楽しんでみてください

※「名勝 縮景園」のフォトギャラリーをご覧になる方はこちらをどうぞ。


※フォトギャラリー館を見る方はこちらをどうぞ。

※横浜別館はこちらをどうぞ。

※3号館はこちらをどうぞ。

梅雨も最盛期

2015-07-09 21:24:55 | ウェブ日記
6月に梅雨入りしてから1ヶ月が経ち、梅雨も終盤になりました。
こちら山陽地方では先週と今週は特に曇りや雨の日が多くなっていて、傘の出番が増えています
梅雨が最盛期を迎えているような気がします。
今日は晴れ間が見られましたが、すっきりとした快晴の青空をもうかなりの間見ていないです。
青空を好む私としてはこの曇りや雨ばかりの日々は気分的にもなかなかすっきりとしません。
やはりスカッと晴れてくれたほうが気分的にも晴れやかになります

八王子の学生寮に住んでいた2003年の7月20日頃、NHKの天気予報で半井小絵さんが「梅雨も最盛期です」と言っていた時のことが印象に残っています。
一般的に関東地方で梅雨が明けるのは例年7月20日頃。
そして梅雨の終わり際には強い雨が降ることがあり、この年は7月20日前後に強い雨が降っていたため、「最盛期」という言葉が使われました。
結果的にこの年は冷夏になりこの後も曇りや雨の日が続き、梅雨明けは8月7日頃でしたが、たしかに梅雨明けの前に強い雨が降ることはわりとよくあると思います。
桜は散り際が美しいというように、梅雨も終わり際に最盛期が来るのかも知れません。

天気予報を見ると、この先は晴れる日が多くなり、気温も連日33度くらいまで上がるようです。
いよいよ梅雨明けが見えてきたかなと思います。
本当に「梅雨」らしく曇りや雨の日ばかりだったので明けてくれるのが待ち遠しいです。
山陽の真夏はどんなものなのか楽しみです

世界遺産が大揉め -裏切りと嫌がらせの韓国-

2015-07-06 22:19:50 | 政治
6月、日韓の外相会談で世界遺産について、以下のように合意がなされました。

日韓双方の推薦案件が登録されるよう協力する。

この合意を受けて日本は7月4日に開催された世界遺産委員会で、韓国が推薦した「百済の歴史地区」の世界文化遺産登録について、全面的な支持を表明しました。
これによりまずは韓国が推薦したものが世界遺産になりました。
しかしその後、今度は日本の「明治日本の産業革命遺産」の登録の番になると、なんと韓国が反対を表明。
「双方の推薦案件が登録されるよう協力する」と国家レベルの会談で約束しておいて、土壇場でまさかの裏切りです。
自分達の世界遺産登録には協力させ、それが済んだら一気に手のひらを返して日本の世界遺産登録を妨害するという最低なやり方でした。
この韓国の裏切りによりその日のうちに世界遺産になるはずだった「明治日本の産業革命遺産」は、登録が翌日以降に持ち越しになってしまいました。
そして昨夜、1日遅れで世界遺産に登録されることが決定しましたが、韓国が執拗に嫌がらせをしていて、何だか後味の悪い世界遺産登録になってしまいました。
そして韓国の今までのパターンから見てこの先ずっと嫌がらせが続いて揉めていくのは必至だと思います。
約束も守らず、利用するだけ利用してあとはいつもどおりの反日ぶりというわけです。

本当に韓国という国は最低だなと思います。
日本人は怒って良いと思いますよ。
これだけ反日・裏切り・嫌がらせの限りを尽くされて頭にこないほうがどうかしています。
私は頭にきています(冷静さは保っています)。
そして今回のことでより一層嫌いになりました。
裏切りや妨害、嫌がらせでしか自分達の存在意義を見出だせないような国とは無理に仲良くする必要はないと私は考えます。

「そぞ」のお好み焼き

2015-07-05 19:05:10 | グルメ


『「焼くんじゃ」のお好み焼き』の記事で、広島駅南口前のビル6階に「ひろしまお好み物語 駅前ひろば」というお好み焼きのテーマパークがあると書きました。
今回ご紹介するのはここにある「そぞ」というお店のお好み焼きです。
私が注文したのは「そぞ焼き」というお店のお勧めメニュー。
豚肉、玉子、そば、生エビ、生イカ、イカ天で構成されていて(キャベツは当然入っています)、他のお店ではスペシャルと呼んでいたりもする構成です。
生エビと生イカは鉄板で焼いてくれます。



「そぞ」は自家製麺と自家製ソースでやっています。
麺は比較的太めです。
そして麺は一度さっと茹でてから鉄板に持ってきていました。
これは「そぞ」で初めて見たもので、「そぞ」のこだわりなのかなと思います。



こちらが出来上がったお好み焼き。
ここのお好み焼きは仕上がりが丸みを帯びた形になるのが特徴です。
他にご紹介した広島のお好み焼きの記事と比べて丸っこい形になっているのが分かるかと思います。
『「福ちゃん」のお好み焼き』
『「焼くんじゃ」のお好み焼き』

同じ広島のお好み焼きでもお店によって形が違うのも個性があって面白いなと思います。
ちなみに「そぞ」のお好み焼きには無料サービスで大根おろしのトッピングがあります。
写真は二回目に寄った時のもので大根おろしのトッピングは乗せていませんが、最初に寄った時は乗せてみました。
大根おろしのトッピングは初めて聞きましたが意外と合いました。

そして「そぞ」のお好み焼きには玉子が半熟になっているという特徴があります。
これは麺とよく合っていてかなり美味しかったです。
丸っこい仕上がり、大根おろし、半熟という特徴を持つ「そぞ」、なかなか良いお店だと思いました

雨の日に読書

2015-07-04 22:27:42 | ウェブ日記
今日は朝からどんよりとした曇り空でした。
曇り空の中でも白い雲ではなく「グレー」の雲が出ている、今にも雨が降りだしそうな雰囲気の空でした。
やがてお昼頃から雨が降り始め、13時頃には本格的な雨になっていました

そんなわけで今日は外を歩くには不向きだったので、午後はカフェ「ドトール」に寄って読書をしていました。
雨の日は観光には向かないし、静かに読書するのが良いかなと思います。
3時間くらい居たのでだいぶ読み進めることができました。
今読んでいるのは伊坂幸太郎さんの「ジャイロスコープ」という文庫オリジナル短編集です。
先日書店に行った時に平積みされているのを見つけて手に取った作品です。
その次に読む予定なのが、お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さんが書いた「火花」という作品。
7月16日に選考会が行われる第153回芥川賞の候補になっていて、結構話題を集めています。
芥川賞候補になるくらいなので単に話題だけの作品ではなさそうです。
どんな文章表現をする人なのか、読むのを楽しみにしていたいと思います。