しらの風景

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映画『風と共に去りぬ』87点。(5/1*月)

2006-05-01 | 映画大好き!
久しぶりの映画です。
今日は友人と懐かしい映画『風と共に去りぬ』のリバイバルを観てきた。
確かこの映画は高校生の時に見て以来。
勝ち気な主人公が思いを寄せる男性に受け入れてもらえず
南北戦争に巻き込まれながら、
最後は自分を愛してくれる人にも去られてしまう・・・
“明日のことは明日考えればいいわ!”
なんていう最後のセリフにも、“それでいいのかぁ?”
なんて印象を持った高校生の頃の私だった。

今回、もう一度じっくりこの映画をみてみると
自分もあれから年齢を重ねたせいか、
ずいぶん違った視点でこの映画を楽しめた。

何しろあの頃、この映画の長さに圧倒されたのに
今回は4時間がアッという間の時間だった。
勝ち気な性格や自分の美貌で男の取り巻きを作る
主人公のスカーレットに純粋な?高校生の頃の私は、
同性として寄り添うことができなかったように思うが
久しぶりにこの映画を見た今の私は、
彼女にどこか笑えてしまうかわいさを感じてしまう。
それは一途で思い込みの激しい性格、どんな時でも前に踏み出す強さ、
人に誤解を受けようが自分の思いを成就しようという
ひたむきさなのかもしれない。その思いの強さがまた、
そばにいる人を傷つけたり誤解されてしまうのだが
その完璧ではないところが人間らしくて好感が持てる。

最後に愛する夫に去られても
安心して観ていられたのは、
きっとすれ違いの心がいつか修復できるだろうと
観客に思わせてくれたからだろう。

4時間の映画『風と共に去りぬ』をみて
南北戦争の時代背景を知り、
スカーレット・オハラという、とても強烈な個性の女性に
寄り添えた時間は本当に楽しい時間だったな!