しらの風景

自然と野鳥や生き物が大好き!自然の中には学びがいっぱい。
デザインの仕事をしながら、楽しく生きる智慧を探します。

医王山へ。(5/14*日)

2006-05-14 | 自然大好き!
朝起きて、山へ行く用意をした。
今日は娘たちと医王山へ行く約束をしていたが
お天気が怪しかったのでちょっと心配したけれど回復に向うらしい。
山に着くと、曇り空で山頂あたりは霧が出ていた。
山菜採りの人も多く、山の小さな駐車場は満車。

歩き始めると山々の緑が美しい。
平地ではとっくに散った桜が霧に濡れて咲いていた。
ショウジョウバカマも満開。スミレも満開。残雪が所々に残っている。
途中、マガリタケ(小さな竹の子)を見つけてそれを袋に入れながら歩く。
時々、ヤマドリのホロ打ちがすぐ近くで聞こえる。
まるでバイクの音みたいね!と子どもがいう。
カケスの姿やヒガラの姿を見ながら歩くと
ウグイス、ツツドリ、イカル、キビタキ、サンショウクイなど
いろんな鳥の声が聞こえてくる。
いつもと違う道を選んで歩いてみると
小さな池にクロサンショウウオの見事な卵があった。
ヒミズの死体やカミキリムシの勇ましい姿にも遭遇!
カジカガエルのひょうきんな鳴き声を聞きながら
大池に降りると、ノジコが空に向ってさえずっていた。
その声を聞きながら、ゆっくりお昼を食べて大池をのぞくと
ひも状の卵塊がたくさんあった。ヒキガエルの卵だろうか。
大きなタニシに感激しているのは小学生の娘。
もちろん見ているだけでは我慢できずに池に入って遊んでいる。
景色のいいところで休みながら、帰りの山道を登った。

たくさんの生き物たちが息づく山の中、今日の目玉はノジコとアオゲラ!
そして何故か猛禽のチョウゲンポウを追いかけていた
小鳥のサンショウクイに出会ったことだろうか。
新緑の山の空気を思いきり味わえた春の医王山。
こんな時間はとても大切にしたいと思う。
また来ようね、と約束をして山を降りた。
(写真は、クロサンショウウオの特徴的な丸くて白い卵塊)