しらの風景

自然と野鳥や生き物が大好き!自然の中には学びがいっぱい。
デザインの仕事をしながら、楽しく生きる智慧を探します。

「木食を偲ぶ」食事会。(11/20*木)

2008-11-20 | 食べもの大好き!
(大根寿司は麹を甘く発酵させ材料を揃えて漬け込みます)

(4、5日塩漬けした大根、塩揉みした人参、昆布、
ゆず、トウガラシ、一晩米ぬかを入れた水につけ
柔らかくした身欠きニシン、それらを甘くした麹で
はさむように漬けていき重石をして4、5日目から食べ始めます)

「木食」とは火を使わずに穀物を断って
木の実や草を食べる僧侶の修行の一つです。
野鳥の会の創設者でもある中西悟堂さんが
3年間この木食生活を行われたのにちなんで
先日の食事会ではそば粉、ドングリ、野菜スティックを
試食出来るようにセッティングしました。
「どれだけ質素な生活の中であろうが、人間は幸福感を
味わいながら生きれるのではないだろうか?」
これが悟堂さんが問うたものだったと記憶しています。

そのあとで、加賀野菜や地物の野菜を使った
手料理でみなさんをもてなしたのでした。
ここで当日のメニューを紹介すると、

悟堂の「木食を偲ぶ会」食事会

木食メニュー
一、そば粉
一、スティックサラダ(大根、人参、自家製味噌付き)
一、マテバシイ、スダジイ(可食できるドングリの実)

食事メニュー
一、金時草(加賀野菜)菊花のせ
一、生麩のお刺身(加賀素材)
一、大根寿司(加賀料理) 
一、えびす(加賀料理:寒天の卵とじ)
一、レンコン(加賀野菜)きんぴら
一、ソーメンカボチャ(地物素材)の酢の物
一、ぜんまい煮物(地物素材)
一、わらびの和えもの(地物素材)
一、春菊と水菜の白和え(地物素材)
一、鳥越そばだんご(地元そば粉)&ジネンジョ汁
一、大根煮物(地物素材)
一、たくわん煮(地物素材)
一、おにぎり(地物素材)
一、お寿司盛り合わせ
一、季節のデザート(リンゴの押麦クランブル)

*手作り・季節の果実酒
 クコ酒、アケビ酒、ゆず酒、
 グミ酒、山さくらんぼ酒  などでした。

私も加賀料理である大根寿司を作りました。
この大根寿司は冬に作って食べる郷土料理です。
かぶら寿司も同じようにして作ります。
こちらは昨日初雪が降り、ますます海の幸など
食べ物が美味しくなる季節となりましたよ。