高知県日高村の「めだかさん家」で
湿地の自然観察をしました。
その湿地のそばの田んぼでメダカを泳がせて
稲作りをしている渋谷さんの「メダカ米」。
その田んぼ近くで見つけたこの卵は、
まるで空中に浮くイクラのよう。
8年前に初めて見た時は、これが何かわからなかったのですが
聞くとこれは、ジャンボタニシの卵とのこと。
ジャンボタニシの正式名は、
スクミリンゴ科リンゴ貝属スクミリンゴ貝というらしい。
原産地は南米アルゼンチンのラプラタ川の淡水巻貝。
従来のタニシと近縁です。1971年長崎県島原市の養殖業者が、
アルゼンチンから食用に輸入したのが始まりらしく、
食用に売れるということでブームになったらしい。
食べるとなかなかイケル味らしいですが、
生は危ない寄生虫の可能性も。
稲の害虫で、今は沖縄から近畿まで広がっていて
農林水産庁が有害動物に指定したという。
今朝もテレビで、外来種のアリが関東中心に増えている
不気味な映像を流していました。
私の住む北陸は、冬が寒いので比較的
外来種が生存しにくいと思われますが、こういうふうに、
外来種はいとも簡単に日本に入ってきて
爆発的に繁殖しているのですね。
ありのままの自然を
いとも簡単に壊してしまう「人」の存在。
この星にとって、人間って何なのだろうね。