しらの風景

自然と野鳥や生き物が大好き!自然の中には学びがいっぱい。
デザインの仕事をしながら、楽しく生きる智慧を探します。

生活環境中の放射能。(2/20*月)

2012-02-20 | 原発関連ニュース
午前中、友人からメールをもらってこの講演を知りました。
午後1時から5時までの4つの講演が続けてあり、
市民も参加できるとのことで、
興味のある二つに友人と出かけてきました。
その中の少しだけですが紹介します。

*NPO法人チェルノブイリ救護・中部 河田昌東氏
テーマは「チェルノブイリの汚染地域における農業復興の試み」

*食べ物の放射能は、キノコやブルーベリーなどに多く蓄積する。


*内部被曝では、ガンや白血病の発病が言われていますが、
 チェルノブイリでは心臓病がとても多かったと云います。
 そして、ウクライナの経験から
「内部被曝が続く限り、病気の発生は減らない!」という。


*こちらは原子力資料情報室の渡辺美紀子さん 
テーマは「食品の放射能汚染について」



*野菜の種類によって放射能を取り込む量が違います。


*食べ物に気をつけた人とそうでない人の差は歴然!

渡辺さんはチェルノブイリ事故後に「多くの情報が与えられる国でありながら日本は、こと原子力に対してだけは、自分から情報を求めないと情報を得られないということ」にショックを受けたそうです。自分のアンテナを立てないと情報は入って来ない!と云われたのが印象的でした。

がれき処理で環境相を批判 新潟知事。

2012-02-20 | 原発関連ニュース
*東日本大震災の被災地のがれきの広域処理問題で、細野豪志環境相が「(被災地以外の地域が)受け入れられない理屈は通らない」などと述べていることに対し、泉田裕彦知事は19日、「どこに市町村ごとに核廃棄物場を持っている国があるのか」と批判した。「国が環境整備をしないといけない。国際原子力機関(IAEA)の基本原則で言えば、放射性物質は集中管理をするべきだ」と訴えた。 (2012年2月20日新潟新聞)

お~、いいですね。
石川県の谷本知事は、県民の大きな心配をよそに
「国の対応に合わせる」の一点張り。
自治体は、県民市民を守るものだという認識は違うのか?
全く情けないどうしようもない知事です。

矢ケ崎克馬氏講演会へ。(2/19*日)

2012-02-20 | 原発関連ニュース
今日の午前中は、内部被曝に詳しい琉球大学の
矢ケ崎克馬氏の講演を聞きに行きました。

*原発からの放射能と自然放射能をごちゃ混ぜにして論ずる人がいるが
 比較できないもの、まるっきり違うものだといいます。
 自然放射能は単一で存在するので害は少ない。

矢ケ崎氏は、いつも私が原発問題でチェックしている小出さんとも
共著を出版されている方なのでお名前はよく知っていました。
ここ金沢では、原発問題に関しての
識者を招くイベントがあちこちで催されているので
時間があれば参加したいと思っています。
今日のテーマは「放射線の健康影響」。

何枚かテロップの写真を写したので
ここにも紹介します。


*チェルノブイリ事故の時のロシアの法定ゾーンを今の日本にはめ込むと
 関東圏も危うい数値なのです。これを日本の政府はほったらかしにしています。


*チェルノブイリ事故、五年後から小児がん死が一気に増大しました。


*医学ではこういうことが妄信されていると云う。データーをあえて
 残さないというひどいやり方。4の「精神的ストレスだ」というのは
 必ず出てくる基本的な安全神話だと言います。日本の医学界も同罪!


*チェルノブイリでは貧しいが故に汚染食物を食べたが、
 日本では政府の強制で汚染食品を食べるという構図になっている。
 私も同感だったのは、汚染食品を流通させない!
 非汚染地帯での食料を増産し、それを流通させる!というものでした。



*これもひどい話です。内部被曝による被害者隠しが
 ICPRを中心にして政府共々今までなされてきました。
 それが今、福島でも行われようとしています。

今、日本中に内部被曝が起こりつつあり、
沖縄でも流通された福島のお米が食べられていると云う。
日本海の魚も汚染され始め、このままだと全国民総被曝の
救いようのない国になってしまいます。
市民がもっと大きく声を上げることが大切だと矢ケ崎氏は言います。
ガレキも安全な場所で受け入れてはいけない!と云います。

まず多くの人がこういう事実を知り、
伝え、出来ることをしていきたいですね。