しらの風景

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飯田哲也さん講演会。(4/14*土)

2012-04-14 | 原発関連ニュース


今日は金沢で午前、午後と飯田哲也さんの講演会がありました。
飯田哲也さんは、環境エネルギー政策研究所所長で
自然エネルギー政策研究と実践で国際的に活躍する第一人者です。

午前のテーマは「再生可能エネルギーと世界の動向」。
午後のテーマは「幸福に暮らすエネルギー」。
一日学ぶつもりで参加しました。

福島原発の現状がどうなっているのか?
サル芝居で進む「再稼働」と云う話から
持続可能なエネルギー社会の基本原則と
次々とエネルギー問題を紐解いていきます。
そして、海外の国々でのエネルギー事情の紹介。

今日の話の中で印象に残ったのは、
世界が人類史の革命ともいえる風力発電や太陽発電で
自然エネルギーのシェアをぐんぐんと広げているのに
全くその世界に進出できていない日本の窮状。
原発のファシズムの中に置かれて
大きく世界から引き離されてしまっている。
世界は、3.11以来原発から新たなエネルギーに
しっかり方向転換しているのだ。

現実には何が出来るのか?という質疑応答に対しては
地域の環境を守る枠組みを立ち上げて、地域での集まりを持つ。
事業を立ち上げて人づくり場所づくりをしていく。

またガレキ問題の質問にも答えてくれました。
これまでこの問題については発言して来なかったが、
と云う前置きのあとに・・・

*放射能物質を廃棄することは、原則から外れている。
*環境省の安全審査がおざなりになっている。
*そして「絆」ファシズムが押されている
*ガレキ問題は地域を二分することを持ち込むこと自体が無責任!
*関東など線量のの高い場所は仕方ないとしても
 西日本など線量の低い地域は引き受けなくていい。
などと話していただきました。

脱原発の意思表示をしながら、同時にエネルギー問題も模索していく。
それにはやはり飯田さんが云われるように地域のつながり、
同じ思いの人たちとの輪が未来への架け橋となっていくのでしょうね。