しらの風景

自然と野鳥や生き物が大好き!自然の中には学びがいっぱい。
デザインの仕事をしながら、楽しく生きる智慧を探します。

四万十町トラストの森視察・植物&野鳥調査。(9/14*金)

2012-09-14 | 生態系トラスト協会ニュース
9月13日(木)午前9時~13時、植物研究家で生態系トラスト協会の塚地氏や楠瀬氏を講師に、
私は野鳥調査の講師で四万十ヤイロチョウの森に隣接する王子製紙の森で
エコツアーガイド養成講座を行いました。

いくたびにこの時期にしか会えないお花や生きものに会える楽しみがある場所です。
今回も何種類か初めての出合いでした☆

*いつか会いたいと思っていたチャボホトトギスの花。


*森の奥に入っていくと美しいコケが目につきます。

谷間に咲いていたイワタバコの花。



*クサアジサイの花。この後ろの渓流を渡るときに
 滑って川に落ちた私でした、クワバラクワバラ。



*ケヤブハギのかわいいピンク色の花。

確認できた野鳥は、ヒヨドリ、エナガ、コガラ、ヒガラ、キセキレイ、
カワガラス、シジュウカラの7種類でした。


四万十はヤママユガの季節。(9/13*木)

2012-09-14 | 生態系トラスト協会ニュース
9月12日(水)に開催の秋のエコツアーガイド養成講座のひとつ
『第1回四万十町生物多様性の町づくり検討委員会』の講師として四万十町にきています。


当日、参加者は『道の駅あぐり窪川』のヤイロチョウ保護看板前に集合。
その後、地元の担当の方に案内してもらいながら四万十川流域の河跡湖、
松葉川地区の生態系トラスト協会渡邊保護区、松葉川温泉周辺の
植物やトンボなどを観察・調査しました。






午後の検討委員会には、四万十高校生も参加して、
四万十町の生物多様性を保全・復元するための課題について論議が行われました。


また、夜は理事会や懇親会もあり忙しくにぎやかに一日が過ぎていきました。
この日は四万十町のあちこちで大きなヤママユガを見かけました。
みんなで宿泊したトラストの森の家にも
大きなヤママユガが姿を現してくれました。


このヤママユガ、羽化してからは何も食べずに幼虫時代の栄養だけで生き続けます。
繭からとれる糸は600~700mの長さにもなるといい、
天蚕の糸として貴重なものです。
人間と古くからのおつきあいのヤママユガ。
じっくりと眺めるとなかなかきれいな蛾だと感じました。