しらの風景

自然と野鳥や生き物が大好き!自然の中には学びがいっぱい。
デザインの仕事をしながら、楽しく生きる智慧を探します。

ジャンボタニシの卵。(8/25*木)

2011-08-25 | 生き物大好き!
高知県日高村の「めだかさん家」で
湿地の自然観察をしました。

その湿地のそばの田んぼでメダカを泳がせて
稲作りをしている渋谷さんの「メダカ米」。
その田んぼ近くで見つけたこの卵は、
まるで空中に浮くイクラのよう。

8年前に初めて見た時は、これが何かわからなかったのですが
聞くとこれは、ジャンボタニシの卵とのこと。

ジャンボタニシの正式名は、
スクミリンゴ科リンゴ貝属スクミリンゴ貝というらしい。
原産地は南米アルゼンチンのラプラタ川の淡水巻貝。
従来のタニシと近縁です。1971年長崎県島原市の養殖業者が、
アルゼンチンから食用に輸入したのが始まりらしく、
食用に売れるということでブームになったらしい。

食べるとなかなかイケル味らしいですが、
生は危ない寄生虫の可能性も。
稲の害虫で、今は沖縄から近畿まで広がっていて
農林水産庁が有害動物に指定したという。

今朝もテレビで、外来種のアリが関東中心に増えている
不気味な映像を流していました。
私の住む北陸は、冬が寒いので比較的
外来種が生存しにくいと思われますが、こういうふうに、
外来種はいとも簡単に日本に入ってきて
爆発的に繁殖しているのですね。

ありのままの自然を
いとも簡単に壊してしまう「人」の存在。
この星にとって、人間って何なのだろうね。





ハガクレツリフネ。(8/24*水)

2011-08-24 | 植物大好き!
新しいトラストの森を視察した後で、
愛媛県の石鎚山に行きました。
すると、見慣れないツリフネソウが!

私が知っているツリフネソウは濃いピンク色、
黄色はキツリフネソウ。では、これは?

*キツリフネソウも見つけました~☆

その日、調べてみると
淡いピンクのこのツリフネソウは
ハガクレツリフネというらしい。
お花にばかり目がいっていましたが
その命名通り、花が葉の影になるようについていました。
分布は、紀伊半島、四国、九州とあるので
北陸では見かけないはずでした。

そして、いつも昔の人の植物を見る視点に感心します。
とても観察眼が鋭く植物をよく眺めていると感じます。
現代の私たち、忙しさに追われ季節のお花も
ゆっくりと眺めることがない人もいるでしょう。

「本当の豊かさ」とはどういうことなのか?と、
せっかくこの命の星・地球に生まれながら、
共に生きる命のことも知らないままでは寂しすぎます。
お花や生きものたちを通して、
いつもそんなことを考えさせられるのでした。

オオキツネノカミソリ。(8/23*火)

2011-08-23 | 植物大好き!
今回は高知での滞在が長かったので
写真もいろいろ写しました。心に残った風景などを
整理しながら載せていきますので
お付き合いくださいね。まずはこちら。


最初、ちらっと見た時はヒガンバナかと思いましたが
よく見ると色も形も違っていました。
これはオオキツネノカミソリ。(撮影日8/12)
生態系トラスト協会が新しく取得した
トラストの山を見学に行った高知県大豊町で見かけました。



北陸では見られない花です。
雄しべが花弁から長く出ているのが特徴。
キツネノカミソリは雄しべが花弁の中に収まる長さです。

ヒガンバナの仲間なので、雰囲気はヒガンバナに似ていますね。
オレンジ色が優しい印象を与えています。

オオナンバンギゼルとの出会い・天狗高原。(8/22*月)

2011-08-22 | 植物大好き!
高知での最終日の昨日は、
次回のOJT研修の視察に天狗高原へ行きました。

あいにくのお天気でしたが、夏はやっぱり山がいいなぁ。

この季節になると、鳥の声も姿も少ないのですが
まだホオアカがさえずっていたし、
ホトトギス、モズ、ウグイス、キジバト、ホオジロ、
ハシブトガラスは牧場などにもたくさんいました。

雨が降っていたので雨宿りに
カルスト学習館に行きました。
この季節の花を尋ねると、出てきたのはこんな館長さん!

*後ろにいるのは副館長さんなんだって!笑

「この時期、花は少ないですワン」なんて言われて
期待せずに歩きましたが、なんと!図鑑で見たことのある
オオナンバンギゼルの花が咲いていました。
ところどころに密集して咲いていて感激しました。

歩けば必ず何かに会える楽しさ!
一期一会の出会いです。

*なんて豪華で素晴らしい花。


*蕾だってこんなに色っぽいオオナンバンギゼル。
 会えて嬉しかったよ!


四万十大正あゆまつり。(8/21*日)

2011-08-22 | 原発関連ニュース
8月20日は、四万十町で年に一度の「あゆまつり」が行われると
聞いたので、帰る日を延ばしてこの機会を見逃さないように
お仲間たちと一緒に取材に出かけることにしました。

*鯉のぼりでなく、鮎のぼりだぁ~☆


わぉ~、名人が焼くなんて美味しそうな鮎の塩焼き!!


*川岸に屋台やテントがズラリと並んでいました。


*鮎料理の紹介です。

*これは鮎寿司。

*これは鮎飯。

*こちらは鮎の干物を焼いています。
 ほんとに鮎づくし!!です。


*これは椎茸のたたき。美味しかったので
 家でも作ってみようと思いました。

*こちらは川えびの姿揚げ。

*へへへっ、きれいな色に釣られて私も一つ買ってみました。
 手が長~い!生きてたら眺めてるだけで楽しいだろうな。

地元の人たちが力を合わせて盛り上げている
「四万十大正あゆまつり」は、何だか昭和の香りがする
素朴で懐かしいお祭りだったのでした。

ここ、高知ではそんな懐かしい風景があちこちでまだ生きていて
垣間見ることができます。そんな風景に出会って、
私たちが無くしてしまったものは一体なんだったのか?
考えてみるのも大切なことのように思いました。




再爆発の懸念を抱えているのは政府最高首脳。

2011-08-21 | 原発関連ニュース
再爆発の懸念を抱えているのは政府最高首脳
*木下黄太ブログより

出張で山の中に出かけていて、忙しいのとネット環境がなかった時もあり、
原発関係はなかなかチェックできずにいました。
事態の深刻さは、相変わらず・・・。
マスコミがニュースにもしなくなったので
そのぶん、怖さが増しているのかもしれませんね。

サワガニの赤ちゃん!(8/20*土)

2011-08-20 | 生き物大好き!
昨日は水生昆虫に詳しいお仲間と、
トラスト地の近くの川や池、三カ所で
生き物調査をしました。

*ここは観察小屋前の丸太橋の下の流れです。



*ヤゴやトビケラ、カゲロウの幼虫など
 探せば水の中は生き物たちでいっぱい!

*小さな生き物たちをピンセットで巧みに捕らえていきます。


*サワガニのお母さんが卵をいっぱい抱えていました。

*よく見ると、かわいい小さな子ガニの姿もありますよ~☆

産卵時期のサワガニを見たのは初めてだったので
とても感激しました!調査、ご苦労さまでした~☆楽しかったね!



クラインガルデン四万十。(8/18*木)

2011-08-19 | 家庭菜園大好き!
「クラインガルデン四万十」に
研修生のお仲間がいるのでそこを訪ねました。
ドイツの滞在型農園をヒントに、地域の活性化のために作られました。
1年間、38万円で最長5年まで更新して、借りることができます。


小さな家と農園付きで、地域の農家さんから菜園の指導を受けたり、
イベントを通して地域と交流をし、住民の仲間入り。


*畑でお米作り、チコリの栽培となかなか凝った菜園作りでした。

15棟ある家はすべて都会などからの入居者で埋まっていて、
これから棟を増やす予定だそうです。
そして、その場所が気に入れば
地元で家や畑をお世話してもらえるとのこと。
ここをきっかけに住民が増え、農業の活性化を担うことが
できるクラインガルデン構想はステキですね。




河童が泳ぐ沈下橋。(8/18*木)

2011-08-19 | 自然大好き!
*沈下橋に飛び込む中学生。

*河童になりきれなかった犬。

仕事で高知入りをしています。
高知と言っても市内ではなく、そこから
車で2時間くらいの四万十川上流あたりに来ています。


みんなで見学に来た沈下橋は一斗俵(いっとひょう)、
四万十川最古の沈下橋です。


夏は、地元の人たちが泳ぎにくる場所でもあります。


*何度も橋から飛び込み、まるで河童のような彼ら!

この日も近くに住む中学生、高校生が
深い川に飛び込んで遊んでいました。
昨年は若者たちのグループを見かけました。
小さな頃から慣れ親しんだ川なのでしょうね。

森に囲まれた大きな流れの四万十川。
川で泳ぐ風景が、ここではとてもよく似合っています。


ウォーキング・トレイルで自然観察会。(8/17*水)

2011-08-17 | 生き物大好き!
昨日はとても忙しい一日でした。
親子エコバスツアーの二日目で、午前中は、森林鉄道跡の
ウォーキングトレイルをみんなで歩きました。
双眼鏡をぶら下げて、虫網を持って子どもたちはウキウキでした~☆




久良川の入り江で川遊び!見つけた腐葉土の浮き島?の下は
稚魚の隠れ場所になっていて、小さな魚たちがいっぱい集まってました。

ここでは子どもたちが、サワガニ、スジエビ、稚魚、
カタツムリなどを捕まえて観察しました。

お昼にみんなでカレーライスを食べてからは
ヤイロ和紙染めに挑戦!さぁ、どんな風に染まるかな?

見事な作品がたくさん出来上がりました。

今度は巣箱作りです。前日に研修生たちが
板を切ったり、穴をあけて材料を準備してくれました。


最後にこの二日間の印象に残った場面を絵に描いてもらいました。

川遊び、ボートでの魚釣り、虫さがしなど
森の中で遊んだ楽しい時間がぎっしりと詰まっていました。
ここでエコツアーの参加者の親子はバスで帰途に着きました。
きっと夏休みの素晴らしい思い出になったことでしょう!

夕方から、今度は「地域おこし」の学習会。
ここから参加のメンバーもいて、
興味ある講師の方々のお話をみな真剣に聞きました。

夜は豪華な料理や差し入れでにぎやかに懇親会!
全国から集まったメンバーの自己紹介、
名前とどこから来たのか&好きな食べ物を聞きましたが
それだけでも盛り上がって話が尽きない楽しい懇親会でした~☆

ヤイロの森・親子エコツアー。(8/16*火)

2011-08-17 | 自然大好き!
今年もトラスト地である「ヤイロチョウの森」で
親子エコツアーが行われ、スタッフとして参加しました。
まず、トラストの森の入り口の看板前で説明を聞きました。


牛小屋跡地に移動して、全員で自己紹介!
私の担当で、自分の名前と好きな生き物を教えてもらいました。


さぁ、それから始まったミミズさがし。
村の小野川さんの畑で探しました。
いた、いた、バケツにミミズを集めました。


そのミミズを使った、ダム湖でのブラックバス釣りは
いつも子どもたちの人気メニューです!

ボートをこぐのに慣れたら、釣り糸を垂らします。

運が良ければ、ヤマセミやカワセミの姿を見ることもできます。
群れで泳ぐブラックバスの姿は見えても、なかなか釣れないぞ~!

釣りの成果はどうだったかな?今回は、三種類の魚が釣れましたよ。

ほら、ブラックバスもこの通り!
夜は宿泊した場所で、塩焼きにしてみんなで味見!!
これが意外に美味しくて好評でした。