『京都の太秦で時代扮装しませんか?』
・・・・・というお誘いを受けたのは、3月も終わりの頃だっただろうか。
その頃の私は、毎日夜中まで働いていたため、実は意識もモウロウとしていたのだが (笑)、4月に入ればなんとかなるだろう・・・と、この話をお受けした。
行くと決まったからには、これだけはやっておかねば・・・と、ネットで宿を手配し、新幹線の回数券を格安チケット屋でGETした。
とりあえず、これだけ手配しとけば、あとは何とかなるってもんよ♪
頭の中では楽しい旅行を計画中。
現実は楽しくない仕事を実行中・・・・ (爆)
出発前日の金曜日、突然飲み会に誘われ、仕方なく (←ほんとですか? 笑) 参加した。
・・・とはいえ、京都まではひとりだし、実は指定もとっていないので、気楽なもんである。
遅刻して他人に迷惑をかける心配がないわけだし。
それでも東京7:50発ののぞみに乗れたのは、まぁまぁの出来ではある。
もちろん車内で爆睡。
千年王城の地・京都・・・・・・・は、すごい人出であった。
私は駅近の宿に荷物を置いて、本日の出発点・祇園町会所へ向かう。 (現実はローソン・・・・笑)
目の前の八坂神社・西楼門を入り、本殿でお参りをしてから南楼門へ抜ける。
ここまで来ると、通常このまま清水寺へ直行することが多いのだが、今回は霊山護国神社、そして霊山歴史館を目指す。
桜が舞い散る護国神社は、この日もにぎわっておりました。
それにしてもこの日は天気がいい。
数日前の天気予報では、雨だったのに。
絶好の散策日和である。
高台寺~ねねの道を通って円山公園へ。
残念ながら枝垂桜は終わってましたが、花見の宴会は相変わらず。
桜はあってもなくても、宴は楽しそうですねー (笑)
知恩院、青蓮院を巡り、平安神宮の赤い鳥居を左手に眺めつつ蹴上へ向かう。
今日の目的地その1、 『琵琶湖疎水とインクライン』 はすぐそこだ。
桜の咲くインクラインが見たかったのだが、既に葉桜。
・・・・っていうか、やっぱりレール好きなんですか? 私 (笑)
歩きにくい砂利の道を危なげに歩く母と、その手をとって歩く娘さんに会いました。
お互いに写真を撮りあおうとしていたので、 「写真お撮りしましょうか?」 と声をかけてみる。
にっこり笑って 「お願いします」 と言うお母さんの笑顔が素敵。
二人旅だと、なぜか二人の写真が少ないのが普通なので、二人連れにこの言葉を投げかけると、ほぼ100%の確立で喜ばれます (カップル除く 笑)
この親子さんは名古屋近郊からいらっしゃっており、6月にお嫁に行く娘さんとの旅行を楽しんでおられるとか。
「お幸せに」 と言ったら、娘さんもにっこり笑って 「ありがとうございます」 と言ってくれました。
さて、私はといえば、第二の目的地に向かって、まだまだ北上。
途中、山形有朋の別荘、琵琶湖疎水を取り入れた庭園で有名な無鄰菴にて休憩。
ここは、日露戦争前、歴史的会議が行われた場所ですね。
抹茶をいただき、ほっと一息。
そして第二の目的地、初めて訪れる 『金戒光明寺』
門に掲げられた 「京都守護職本陣」 ・・・がいいですねー。
話によると、これは近年つけられたものだとか。
本殿に上がりこんでしばし合掌。
時間があれば、まだまだ行きたいところはたくさんあるのだが、時間は既に4時に近い。
そろそろ四条あたりの探索にかからねば。
金戒光明寺から一気にバスで四条へ戻り、向かった先は・・・・白川の辰巳神社。
桜舞い散る巽橋では、ウェディングドレスとタキシードのカップルが友人たちに祝われながら写真撮影をしていました。
ぎをん小森 の前に、寿マーク (!) の車が停まっていましたので、ここで披露宴をなさっていたのかも知れませんね。
観光客にも祝われ、幸せそうな2人に幸あれ!! (・・・・・今日は結婚がキーポイントなんでしょうか、私。 笑)
いよいよ不逞浪士襲撃を前に、地道な探索を始める。
高瀬川を横目に木屋町を北上。
この周辺は西国の各藩邸跡や、暗殺地跡がたくさんある。
命ぎりぎりの幕末、この地で流された血、絶たれた命を思っていたら、現代の喧騒の中にいながらしばしの間タイムスリップ。
そしてウワサに聞いていた三条小橋池田屋跡・・・・・は、管理看板も落っこちた空きビルでした。
うーん・・・・・この一棟貸しのビル、関東で客付けできたら面白いなー (笑) と思って、業者の電話番号をなにげに撮影する私 (爆爆)
河原町通りから四条河原町、そして再び祇園に向かいながら買い物という名の探索活動 (笑) を進めていたら集合時間が近づいている!
時間がない! 桝屋へ!! 古高捕縛へいかねばならぬっ!!! 同志が待っている!!!!
桝屋前ではすでに同志が張り込んでいた。
気を整え、踏み込む!!!
そこには・・・・武器弾薬、密書の類は見当たらず、おいしいものが待っていた (笑)
つづく・・・・かも。