Catnap Room of にゃんこ

心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつけてます♪

横須賀 story

2011-01-23 20:17:47 | お祭り・イベント

知らない人も多いかも知れないが、山○百恵さんのアルバムの中に、 『I came from 横須賀』 という曲がある。
この曲の冒頭に、 「横須賀から、汐入、追浜、金沢八景、金沢文庫 潮風の中走っていくの 赤い電車は白い線」 という歌詞があるのだが、横須賀に向かう電車に乗りながら、私の頭の中ではこの曲が refrain していた (笑)

その日、何をしに横須賀に向かっていたかというと・・・・・・・
よこすか龍馬会主催の、 「おりょうさん慰霊祭&提灯行列」 に参加するためである。

一昨年の秋、京都で 「坂本龍馬提灯行列&慰霊祭」 に参加した私は、その妻であったおりょうさんが、龍馬の眠る京都から遠く離れた横須賀の地で眠っているという事実を知ったときに、いつか横須賀のおりょうさんの元へも行ってみたいと思っていた。
そんな折に誘っていただいた慰霊祭なので、ちょっとばっかし忙しい時期ではあったのだが、とにかくこの機会に慰霊祭に参加しようと画策し、この日を迎えることができたというわけである。
しかも、ネイビーバーガーと戦艦三笠のオプショナルツアー付きだ (なに)

*********

1月15日、関東は寒波来襲を思わせる寒い日であった。 
どうやら北の国では大雪が降っているらしい。
にもかかわらず、龍馬さんの慰霊祭に着ていた着物を、おりょうさんの慰霊祭にも着て行きたいと思いついた私は、ヒートテック&つま先をばっさり切り落としたタイツ+裏起毛の足袋という防寒アイテムを身につけて家を出た。 

横須賀、どぶ板通りに近い汐入駅で待ち合わせた同好の士は5人だったのだが、雪降る国に遠征していた2名が、新幹線の大幅遅延に巻き込まれ、残念ながらオプショナルツアーに参加できず。 
至極残念ではあるが、残り3人で観光開始。 
まずは・・・・・・・



どどどどどーーん。



ケチャップとマスタードはお好みで♪
これがまた手のひらぐらいの大きさなんだけど、美味しい! 
200グラムを超えるパテは、いかにも 「肉」 食べてますって感じ。 
これでどうやら1,300円らしいんだけど、私たちは 「よこすかグルメきっぷ」 を購入してるので、超お値打格安価格♪

さあ、その後は 「坂の上の雲」 でおなじみの、 「戦艦三笠」 見学ですよ。
おおお、見えてきた見えてきた。 お出迎えしてくれているのは、東郷平八郎さんですね。



船に乗船するには桟橋をわたって・・・・・と。 あれ。
地面に埋まってるのね、戦艦三笠 (笑)
桟橋がないわ ww
横浜の氷川丸みたいなのを想像してました。 
甲板の上は風が吹きっさらしですっごく寒かったんだけど、下から見上げた帆柱にはちょっと感動。



といいつつ、休憩所にいた時間がやたらに長かったのはご愛嬌。

さて、ここから先は本来のコース (?) に戻って・・・・。
おりょうさん提灯行列のスタートは、横須賀中央駅からほど近い、 「おりょう会館」
地図が読めると豪語したくせに、横須賀中央駅から反対方向に先導してしまったことは、もちろんここだけの話だ (激爆)

この 「おりょう会館」 の周辺が彼女の終焉の地ということであり、ここには、おりょうさんの銅像と、終焉の地碑が建っている。 

    

慶応3年11月に坂本龍馬が近江屋で暗殺されたあと、妻であったおりょうさんは龍馬の生家がある高知へも行っているのだが、結局は半年足らずで高知を後にし、その後は各地を転々としていたようである。
明治7年に横浜の料亭で働いていた頃、近江の商人であった西村松兵衛と再婚。 
翌年、この横須賀に移り住んだのだが、横須賀での生活は、毎日酒浸りの荒んだ生活であったと言われているようである。 
龍馬亡きあとも龍馬の姿を追い求めていたのでしょうね・・・・・。

夕暮れから夕闇に変わる時刻、行列は明かりを灯した提灯を手に、おりょうさんの墓がある信楽寺 (しんぎょうじ) を目指して歩を進める。
京急大津駅にほど近いこのお寺まで、駅にして3駅。 
4~5キロあったのだろうか。 
永嶋家赤門や春日神社で、大津探訪くらぶの方の説明を聞きつつ、約1時間で信楽寺に到着。

本堂に入ると、正面の阿弥陀如来が目に入る。 
そして堂内左手には、よこすか龍馬会寄贈の龍馬とおりょうの木彫像が座し、その横には月琴が置かれている。



列席者着座ののち、ご住職の読経、ご焼香、関係する皆様のご挨拶と慰霊祭は進み、その後に、おりょうさんが愛したとされる月琴の演奏が始まった。
私は中学生のころに、 「ギター・マンドリン部」 で、マンドリンを弾いていたことがあるのだが、なんだかその音色に似ているような気がした。  
・・・・そんなこともあって、妙に懐かしい気分にもなり、生でこの音色を聴けたことがとっても嬉しかった私である。 
その後は、京都の酢屋さんから送られたお酒で献杯。 お腹の中で燗がつきますね (笑)

おくり名、 「昭龍院閑月珠光大姉」 
龍馬の思いを胸に生き抜いたおりょうさん、66年の人生に合掌。

コメント (6)
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