Catnap Room of にゃんこ

心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつけてます♪

徳川ゆかりの地・静岡

2022-09-16 20:25:25 | 旅行
9 月 10 日、中秋の名月。

その名月を見上げている私は、その時、静岡・駿府城の至近にいた。
この日は、駿府城のお隣にある、静岡市民文化会館で開かれる髙橋真梨子さんのコンサートを鑑賞しにいく友人に便乗してついてきていたのだが、じっくりと楽曲を聞かせてくれる真梨子さんのコンサートは、初めて参加した私でも、その世界観にすっと溶け込めるような優しい空間で、素直に感動できる圧巻の 2 時間でした。

昨今、年齢を重ねてコンサート活動を卒業されるアーティストの方々が多い中、髙橋さんも今後はコンサート活動を縮小するとの意向から、今年の tour は、地方で行われる last concert になるらしい。
コンサートが終わって、見上げた空に浮かぶ満月が、この日の充実感を象徴するものとして、ひと際美しく輝いていた。



さて。
私にはかつて、訪れているのに記憶になく (笑) どうしても再訪したい場所が 3 ヶ所ありました。
修学旅行で訪れている 「会津・若松城」 、両親と共に訪れている 「高知・桂浜」 、そして先輩の結婚式で訪れている 「静岡・浮月楼」
まぁ並べてみるとそこそこ想像はつくと思いますが、どれも 「幕末がらみ」 ですな。
この 3 ヶ所の中の 2 ヶ所は既に再訪が叶い、このブログの中でも嬉々として報告しておりますが(会津高知)、最後に残ったのが、静岡にある 「浮月楼」 というわけです。
静岡に行くからには、既に意地に近い (笑) 訪問願望を覚えている 「浮月楼」 にも行ってみたい(笑)

東京から新幹線 「こだま」 で静岡到着。
静岡駅前では、徳川家康公がお出迎え。



それにしても天気がいい (笑)

今回の旅行、第一の幸運は、友人が手配してくれた今宵の宿泊先が、この浮月楼の庭園内に建っているホテルだったということである。
そして、宿泊者はこの「浮月楼」の庭園を自由に鑑賞・散策することが出来る特典のあるホテルだった!

この 「浮月楼」 は、徳川最後の将軍・慶喜が明治に入って 20 年ほどを過ごした居住地である。
日本史上最後の征夷大将軍として、江戸城を明け渡した慶喜は、江戸幕府瓦解後の 1868 年 4 月より水戸 (茨城県) 弘道館、 7 月からは駿府 (静岡県) 宝台院にて謹慎を続けていたが、 1869 年 9 月に謹慎が解けたのちの 10 月からは、紺屋町の代官屋敷 (現・浮月楼) へ居を移し、以後 1888 年までの 20 年をこの場所で過ごしたことになる。

  
 

もともとの敷地は、 4500 坪以上あったそうだが、現在は区画整理で周辺が削られたものの、日本随一といわれた庭師 (小川治兵衛) に作らせた庭園は、当時のままだそうである。

徳川最後の将軍・慶喜ゆかりの地を堪能した後は、徳川最初の将軍・家康が壮年期・晩年期に居城としていた駿府城跡へと足を延ばす。

  
 

駿府城は日本 100 名城のひとつで、東御門や巽櫓は復元されておりますが、当時の遺構は、お堀の一部を除いて、ほとんど現存しておりません。
現在は 「駿府城公園」 として市民に開放されておりますが、公園の一部では、天守の発掘調査も行われておりました。



今後何か新しい発見があったりすると楽しいですね。

コンサートをきっかけにして実現できた、久しぶりの旅行らしい旅行。
しかも、徳川家の歴史探訪までさせていただいた私は、もう満足満足!

もちろん静岡まで来たからには、これだけでは終わりませんよ(笑)
コメント
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