Catnap Room of にゃんこ

心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつけてます♪

秘境絶景の地・奥大井

2022-09-19 12:14:06 | 旅行
この景色、見たことありませんか?



私がこの風景を初めてみたのは、多分テレビの旅番組・・・・だったかと思うのだが、まずはこのビジュアルに釘づけになったことを覚えている。
その後、 CM や、 SNS で取り上げられることが多くなって風景自体は見慣れてきたものの、この場所へ行ってみたいという気持ちが小さくなることはない。

今回の旅行、第二の幸運は、 「コンサートの翌日は、奥大井湖上駅に行ってみたい」 と、友人が提案してくれたことである。
もとよりこの場所に興味津々だった私は、心の中で、 「うぉっしゃーっ!」 とガッツポーズをしたことは、内緒の話。

湖に囲まれた場所にポツンとある 「奥大井湖上駅」
駅なんだから、列車で行けることは間違いないのだが、このビジュアルは駅から撮れるわけがない (笑)
まずはこのベストアングルが見られる場所に行く方法から考えねば。



目的が決まれば、そこに到達する道程を考えるのが、旅行の第二の楽しみ・・・・いやもしかしたら、第一 (笑) の楽しみかも。
友人も、そこらへんの琴線が私と似ている部分があり、お互いにあれやこれやと旅程を出し合ってこの日を迎えている。

奥大井湖上駅は、大井川鉄道井川線の駅であるが、長島ダムの建設により、井川線の一部が湖底に沈むことに伴い、 1990 年に現在の路線にかけ替えられた際に新しくできた駅である。
駅の前後を長い鉄橋 (レインボーブリッジ) で結びその中央(半島の突端) に駅を造る。
周辺には民家も道もないため、さながら陸の孤島、秘境駅の様相も秘めている。
テツゴコロをくすぐるじゃないか!

ちなみに私、 1990 年 5 月に同じ大井川鉄道を利用して、寸又峡温泉へ行っている。
奥大井湖上駅は、 1990 年 10 月の開業であるが、メディアで取り上げられるのは、 2010 年前後からであり、長島ダム建設の話は、当地で耳にしてはいるが、駅の存在に関しては、まったく認知していない時期である。

コンサート翌日、静岡駅より東海道本線で西へ向かう。
およそ 30 分で金谷駅到着。
ここで 「大井川周遊きっぷ」 を購入し、千頭へ向かう。

千頭駅からは大井川鉄道バス・閑蔵線に乗り換え、湖上入口へ。
まっすぐ鉄道で直行するという手もあるが、あのベストショットが撮影できるスポットに到達するには、バス停からの方が近いことと、写真の角度からして、山道・坂道・急階段は、 「下り」 を選択したかったからである。
まぁ足腰がガクガクするのはどちらも同じかも知れないけど、苦労は先送りにしないのが私のモットーである (ウソつけ!)





湖上入口バス停から、数分歩くと、既にカメラを構えている何人かの人が見えてくるのだが、案の定、ココがアノ場所 (笑) で、タイミングよく、線路を渡る列車も見ることができ、いい写真が撮れましたよ!



今回の旅行、第三の幸運は、この天気である!
この友人との旅行は、降水確率が非常に高く、おそらく 80 % 以上は雨または、傘が必要な曇りで、こんないい天気に恵まれたのは、初めてのことじゃないだろうか (爆笑)



ここから山道・坂道・急階段を下りていくのだが、まかり間違っても転倒などしないよう、足腰に力を入れて気をつけて進む。
途中、展望台で一休みし、 15 ~ 20 分ほどで、ようやく平坦な場所にでるのだが、ここから先は、歩いて渡るレインボーブリッジ。 (ひゃっほー)



ちなみに私、以前 お台場のレインボーブリッジ も歩いて渡っております (物好きだな)
ここを渡りきると 「奥大井湖上駅」 に到着。



駅の至近には、 湖上駅 café があるので、こちらでアイスコーヒーを購入し、ロッジの 2 階で、駅を見下ろしながらランチタイム。



復路は、列車で千頭にもどるのだが、なにしろ 1 時間に 1 本程度しか列車がこないので、疲れた足腰を休め、乾いた喉を潤すには絶好の、ゆったりした時間となった。
もとより、駅以外に行く場所はないのだが (笑)



それにしても、本当に天気が良くてよかったなぁ・・・・。
コロナ禍で 2 年以上まともな旅行をしていない私たちに、神様がプレゼントしてくれたのかなぁ・・・・。

千頭行きの列車が到着。



南アルプスアプトラインの愛称がついているとおり、この路線は、日本で唯一のアプト式区間がある鉄道である。
かつて、碓氷峠超えの信越本線で使われていたアプト式だが、 1963 年に廃止されたのち、日本では途絶えていたアプト式が復活したわけである。



路線は、急こう配、急カーブが多いため、レールの軋み音も結構なモノだが、大井川の流れを眼下に眺めながら聞く軋み音も旅の風情である。 (テツ丸出し)

1 時間ほどで千頭に到着。
この大井川鉄道には、多くの観光列車が走っていて、千頭駅には、きかんしゃトーマス号も停まってます。



かつて寸又峡に行ったときには、SL川根路号 (蒸気機関車) に乗ったのだが、今回は、ELかわね路号 (電気機関車) を予約。



客車は、旧型客車が連結されており、天井の扇風機や、本当の (笑) 網棚、客車の床が木製だったりと、ああ、子供のころに乗った列車は、こんなだったよなーとちょっと懐かしい感じ (笑)



乗った客車は昭和 14 年製の旧国鉄車両だったらしいのですが、懐かしいと言ったものの、いやいやまだ私も生まれてないって (汗)
まぁ生まれてないことは間違いないけど、そこそこ微妙なお年頃であることも否定できないので、これからも楽しい旅行をするためには、地道に足腰鍛えなくっちゃね。
コメント
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