なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

網状皮疹(リベド)

2016年08月10日 | Weblog

 「見逃すと怖い血管炎」jmedに網状皮疹(リベド)の記載がある。リベドとは、「マスクメロンの外観をした網目状の皮膚所見で、大理石様皮膚、libedo reticularis、livedo racemotaの3つがある」。

 「大理石様皮膚は、一過性で冷たい外気に触れた際に生じ、温まると消褪する一種の生理現象。libedo reticularisとlivedo racemotaは、ともに皮膚深層か皮下の血管が障害を受けて起こる。

 リベドの網目状の輪が閉じていればlibedo reticularisで、閉じていなければlivedo racemota。livedo racemotaこそが、血管炎と直接結びつく皮膚症状。

 皮膚深層か皮下の血管で壊死性血管炎が起きると、その周囲に血液が迂回して、より末梢の血管が拡張する。その拡張した血管走行が表面の皮膚から網目状に観察される。」

 初めて知りました。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする