今日は外来がないので午前中病棟を診ていた。老衰ともいえる2人の超高齢女性は、点滴で経過をみていたが、ゆるやかに病状が進行していた。ひとりは軽い下顎呼吸になって短いが無呼吸も入り、週末だろうと予想された。
お昼に医局に戻って、お弁当を食べ始めると、内科外来から連絡がきた。今日検診を受けた30歳代後半の男性は著明な白血球増加があって、そのまま内科外来に回されてきたという。
外来に行って検査結果を確認した。白血球数57000で、白血球分画では骨髄球・後骨髄球・桿状核球・分葉核球がそれぞれ20%前後になっている(芽球1%)。好塩基球4%(0~1%)も意味があるのだろう。Hbと血小板数は正常域だった。LDH850と上昇している。慢性骨髄性白血病(CML)の慢性期と判断される。
患者さん(というか検診の受診者だが)に診察室に入ってもらって話を聞くと、まったくの無症状だった。特に病気では通院していない(以前から高尿酸血症と軽度コレステロール高値があるが受診してない)。
血液内科のある専門病院に紹介することになる。無症状だと、ちゃんと受診しない可能性もあるので、慢性白血病の疑いがあると伝えた。外来予約をとって来週受診してもらうことにした。
今月末の夏休みは、島根県(出雲大社・松江)に行くことにした。鉄道で行くので、行程の半分は移動になってしまう。とりあえず宿泊先は楽天トラベルで予約した。