SB新書で「世界はラテン語でできている」(著者は「ラテン語さん」)が出ていたので、早速購入した。著者は高校2年生からラテン語の勉強をしているそうだ。
医学用語も、語源がラテン語というのは多い。ある程度ラテン語がわかると記憶しやすい。
(以下はこの本による)
黄色ブドウ球菌Staphylococcus aureusのaureusは金aurumから来ている。正確には黄金色ブドウ球菌?。
ラテン語で熊はursusで、胆汁の成分はウルソデオキシコール酸で、薬もウルソだが、熊の胆汁から発見されてつくられたから。
ラテン語で冠はcorona。コロナウイルスは電子顕微鏡で見ると、スパイク蛋白が王冠の突起のように見えるのでコロナになった。英語で冠はcrown。ラテン語で小さい冠はcorolla(coronaの小さいものの意)になる。
トヨタは車名を「冠(かんむり)シリーズ」として、クラウン、コロナ、カローラとつけてきた。(あと冠にちなんだ名前がなくなって、かんむりから日本語でカムリとつけたらしい。)
その後もラテン語で、プリウス(prius=より優れた)、イプサム(ipsum=それ自身)、スープラ(supra=上に、英語のスーパー)と付けている。
読み方だけでもわかるように、今年は基礎の基礎だけ勉強することにした。無駄知識の勉強は楽しい。