1月6日に記載した間質性肺炎の92歳女性のその後。
1月4日に発熱で受診して、間質性肺炎の増悪を認めた。ちょうど呼吸器外来に専門医(大学病院から)が来ていたので相談した。IPFの増悪だと厳しいと言われた(9割はダメ)。
年齢と小柄な身長を考慮してプレドニン30mg/日注(0.75mg/日になる)を開始した。間質性肺炎に細菌性肺炎併発による悪化も否定はできないので、保険のために抗菌薬(セフトリアキソン)の併用した。
ステロイドの影響か食欲不振は改善した。プレドニンとセフトリアキソンを継続していたが、セフトリアキソンは1週間で中止した。
入院日は、白血球11300・CRP18.8と高値だったが、6日目の検査では白血球9600・CRP0.8と改善していた(白血球はステロイドの影響)。改善の程度が良すぎるような気もした。
1月17日に胸部CT再検と血液検査を行った。CTでは間質性陰影(するガラス陰影+網状陰影)が軽減していた。含気がよくなっている。白血球15900・CRP0.1とさらに改善した。
細菌性肺炎の併発の部分が良くなってというより、間質性肺炎自体が改善しているように見える。