2017年らしいが、前回もbunkamuraに見に行った。知人がかなり気に入っていて、また行くということで一緒に行かせてもらった。
自分にとって写真というのは今一つ良い悪い、が分からず、好き嫌いもあまりないのだが、これは分かりやすく素直に良いな、と思う作品が多かった。
今回思ったのは、枠の中からのぞくような構図が好きだな、ということ。のぞくというより光景に枠をつけたかったのかな、と思う。
そして、ソール・ライターのパートナーのソームズ・バントリーというファッションモデルの絵が何点か展示されていたが、これが上手い。自分の感じではボナールとかに似たタッチだと思ったが、ソール・ライターの絵よりテクニックもアイデアも数段優れていると思った。
以前見たときは映画も見たが今回は見なかった。確か文化村の別のフロアーで見たのだったかな?映画ではソール・ライターの晩年、彼の秘書みたいな事をして、没後ソール・ライター財団を作ったマーギット・アープという女性が出てきて、色々喋ってたが、自分としては年を取った独り者のソール・ライターがアイロンのかかってないしわくちゃのシャツを着ているのが気になって、女なんだからアイロンかけてやるとか、クリーニングに出してやるとかくらいしてやれよ、と思っていたものだ。
自分もファッションとか気にしない人だったら仕方ないが、自分は人並みに身なりに気を使ってる人だったら一肌脱ぐなり、一言言ってあげるなりしてあげれば良かったと思う。財団とか作って彼の作品を管理しビジネス展開しているのだから頭のいい遣り手の女性なのだろうがあまり好感は持てないな。
作品の感想ではないが、ソール・ライターの作品の説明文を読んでいると、カラー写真はアートとして中々認められなかったらしい。
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