どちらも面白かった。
エッシャーはだまし絵みたいな絵より、風景を描いたものが良かった。
自分の好きな、三つの世界、だったか金魚と水面に写った木々と木の葉が描かれた絵もあった。
縄文も良かった。
彼らはシンメトリックに作ることにあまり意義をみとめていなかったみたい。
いちおう左右対称に作っているけど、綺麗にまとめようという製作意図はみえない。
よくもあそこまでグニャグニャに作れるものだ。
岩手県盛岡市萪内[しだない]遺跡出土の鼻の高い土偶もあった!
昔々朝日週間百科で見て好きな土偶だった。
写真で見たときより丸顔だった。
7/25にNHKでこの縄文展の特集やっていたが、面白かった。
土偶はたいてい女性を模っているという事だった。
今よりはるかに短命、早死にで出産も大変だった時代、女性はすごく大事されていたのかもしれない。
女性の出産の瞬間みたいな土偶もあって、子供が股間から顔を出している場面が土偶化されていて、いっそグロテスクとさえいえるのだが、昔の人からしたら家族のみならす、部族なり集落なりの共同体の皆が最も祈りをこめた瞬間・シーンだったのかもしれない。
原始人の母系社会とか、原始女性は太陽だった、とかいうフェミニズムっぽい言説にはうなずけないが、
あと、月が生活に密着していたというのも以外だったが納得。
太陽より月のほうが地球に近いし、人の生活に影響を及ぼしていたんだ。
潮の干満は月の引力の干渉によるものだし、女性の月経も月の満ち欠けのサイクルと同じだという。
だから昔の人は月を信仰した、と言われると納得できた。
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