先日、コインランドリーの大型洗濯機で羽毛布団を洗った。
実家から送ってもらってもう何年使ってきたのかわからない。
布団カバーは時々洗っていたのだが、布団本体は、羽毛だし洗ったら羽毛の油脂が落ちるから、と思って洗わなかった。
でも、なんか臭くなってきたような気がして、最初捨てようかと思ったのだが、一回洗ってみようと思い立ち実行した。油脂が落ちて保温性が落ちたらまたその時考えれば良いと考え直した。
羽毛ふとんは布団カバーが二重になっていて、今までは上のカバーしか洗ってなかった事にきづいた。
二枚目のカバーを外すとき、カバーの内側に紐がついていて中でずれないように、布団に括り付けてあった。
その細い紐を解いてるとき、マジックで英語が書いてあるのに気がついた。
読んだら私の名前だった。
母が布団を送るときに書いてくれたのだろう。
もう10年以上前に他界しているのだが。
ずっと気がつかずに使っていて、洗わずに捨ててたら気がつかずじまいだった。
こういう、粘着するような愛情表現がずっと嫌いだったのだか、私も歳を取ったからなのか、母が既に他界しているからなのか、気づくことができて良かった、と思えた。
ここしばらく天気が良いので、たっぷり陽に当ててフワフワになるまで乾かして、また冬に備えようと思う。