白ワインをチョイスしていただく時、「さっぱりフルーティか、樽熟したコクマロか?」となりがちです。それ以外にもあるのに、ついつい対極のもので示して選んで頂いてしまいます。
しかし、もっと色々なワインがあります。例えば南仏コート.デュ.ローヌです。赤が圧倒的に有名ですが実は結構存在感のある白が造られています。マルサンヌとルーサンヌと言う葡萄が中心になりますが酸は穏やか、ボディはしっかり、しかし、新樽熟成などはせず若い内は新鮮さも保っています。酸が少ないので熟成をしだすと早めですので有名なシャルドネの産地より待たずに熟成感が楽しめます。
地中海系のトマトソースの魚、それからお肉でもいいですし、レモンやライムほど酸っぱくない例えばオレンジやパインなどを使った前菜にも合いますね。少し熟成してくるとトリュフなどの香りも引き立ててくれます。
今月のそむりえ亭のグラスワインにはケランヌと言う村のワインが開いています。冷えていても少しぬるくなっても美味しいワインです。一度お試しください。