ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

ティルブション=ワインオープナー

2012年05月13日 04時14分47秒 | ちょっと休憩

皆さんはワインのコルクを抜く為に何を使ってらっしゃるでしょう?

ソムリエは通常「ソムリエナイフ」と呼ばれるティルブション=ワインオープナーを使います。

片方についているナイフでカプセルを切り、真ん中のスクリューでコルクに捻じ込み、もう片方のテコで引き抜くのです。

難しそうですが慣れると簡単な道具です。

実は私はこれのコレクターみたいな事をしていて、同じ形や仕様のものを除いて100種程を持っています。

一度はある本の付録的な部分にワインオープナーのあれこれを書いたことがある位です。

全て一度は使って、その長所短所を確認しています。

が、最近何年間かは「シャトーラギヨール」のものばかりですね。

何故ならフォルムが柔らかいのです。毎日沢山のコルクを抜いていると私の「白魚の様な」手が痛い、という事もあります。

しかし、この「シャトーラギヨール」はスクリューの支点の強度は、あまり強いとは言えません。

私の経験上、約4000本程抜くと弱って来ましてポロッと外れてしまいます。

そむりえ亭のワインの消費は年間4000本くらいですが、シャンパンやスクリューキャップのワインもありますから、およそ1年半から2年で2万円近くする「シャトーラギヨール」を交換しているのです。

「勿体ないなあ!!」と言われる方もあるでしょうね。

私もそう思います。

が、手に馴染む道具を使うというのは仕事上のこだわりです。

丈夫なだけなら他にもありますし、安いものもいくらでもあります。

という事で、今使っているものも、ほぼ寿命が来ました。16日に新しいものが到着します。

嬉しいですし、暫くかけて馴染ませるまで不安な気持ちもあります。

野球選手がグローブを馴染ませるのと同じでしょうか・

と言いながら業者さんに新しいバージョンのティルブションが入荷したら、またコレクターになってしまうのですが・・・・

男の趣味はやっぱり道具なのかな、と思う今日この頃です。