シュナン.ブランはほぼ間違いなくロワールの葡萄です。
他の国でも造っていますが、カベルネ、ピノ、シャルドネ等のように世界中で、と言う訳ではないですね。
ロワールといっても中流域に限定されます。
では、どんな葡萄か?というと、これが難しいのです。
例えばシャルドネは辛口と99%決まっています。ソーヴィニヨンブランもです。
ところがシュナンブランは辛口も甘口もあります。
ドイツの白やアルザスも甘辛ありますが、それらには「すぐそれと判る」表記があります。
がシュナンブランに関しては産地名に中に秘められていたり、同じ産地でも甘辛表記があいまいであったりします。
また、いわゆるビオのワインも多く、スタイル、スタンスが多種多様といっていいのではないでしょうか?
しかし、やはり葡萄品種ごとに「間違いなく品種特性」というのはあり、シュナンブランの場合は「黄色い果実の甘酸っぱい香り」と「しっかりした酸」です。(私の見解ですが・・・)
よって、白身の鳥やシッカリした身質のものを塩味中心で揚げたもの、焼いたものが似合います。
甘口のものはフォワグラにも良いですね。
しかし他の産地の甘口よりも酸が甘さを引き締めますので、それだけで飲んでも気になりません。
今月は辛口の秀逸なシュナンブランをジャスニエール地区から選んでいます。
豊かでミネラル豊富、酸が心地よいワインです。
お試しください!!