ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

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 樋口誠

シュナン.ブラン

2012年10月08日 03時20分52秒 | ワインの事

シュナン.ブランはほぼ間違いなくロワールの葡萄です。

他の国でも造っていますが、カベルネ、ピノ、シャルドネ等のように世界中で、と言う訳ではないですね。

ロワールといっても中流域に限定されます。

では、どんな葡萄か?というと、これが難しいのです。

例えばシャルドネは辛口と99%決まっています。ソーヴィニヨンブランもです。

ところがシュナンブランは辛口も甘口もあります。

ドイツの白やアルザスも甘辛ありますが、それらには「すぐそれと判る」表記があります。

がシュナンブランに関しては産地名に中に秘められていたり、同じ産地でも甘辛表記があいまいであったりします。

また、いわゆるビオのワインも多く、スタイル、スタンスが多種多様といっていいのではないでしょうか?

しかし、やはり葡萄品種ごとに「間違いなく品種特性」というのはあり、シュナンブランの場合は「黄色い果実の甘酸っぱい香り」と「しっかりした酸」です。(私の見解ですが・・・)

よって、白身の鳥やシッカリした身質のものを塩味中心で揚げたもの、焼いたものが似合います。

甘口のものはフォワグラにも良いですね。

しかし他の産地の甘口よりも酸が甘さを引き締めますので、それだけで飲んでも気になりません。

今月は辛口の秀逸なシュナンブランをジャスニエール地区から選んでいます。

豊かでミネラル豊富、酸が心地よいワインです。

お試しください!!