昨日は久しぶりにソムリエ協会関西支部の例会セミナーにお手伝い?に行ってきました。
かつて支部長をしていた頃までは毎回の様にお世話させて頂いたのですが、代替わりすると邪魔しない様にと遠ざかっていたのです。
しかし、今回は私が「会員増強委員長」的な役割を負っていまして、関西で会員を増強できる素晴らしい資質を持っていると判断した奈良での開催。
押した本人が私ですので出かけない訳にはいきません。
奈良には会員が60名少々しかおりません。しかし毎回100名を超える出席者で賑わいます。
奈良の観光的資源も理由になるのでしょうが、しっかり話を聞きたくなる「落ち着き」がある所。
熱心な聴講者が沢山いるのです。
皆さん、しっかり話を聞いておられました。
それより、嬉しかったのはテーマ「ナパヴァレーのテロワールを探る」を話しにきた3名の生産者です。
「俺が俺が」、でない「飲み手の為に」、の気持ちが伝わるセミナーで気持ちが良いものでした。
「誰と」「何を食べながら飲むか」が最優先で「ワインは最後に選ばれるもの」という話を最後に締めくくるべく言っておられたのは皆の胸に響いたのではないでしょうか?
ナパのワインは決してお安くありませんが、高すぎないワイン=品質の割にお手頃なものも多数あります。
彼らが「涼しいよい年」という表現を2009年産に付けていましたが、暑くてマッチョな年は既に卒業しているのだな、と感じて好ましく思ったのは私だけでは無かったでしょう。
温暖化で再確認のワインの本質を世界中で模索しているのだ、と感じた一日でした。