世に出回っているワインは多くは辛口です。
また、日本では他の国に比べて辛口志向が強いかな、と感じたりもします。
しかし、実際の所、フランスをはじめとするワインの大産出国では甘口、そして甘く感じるワインはかなりの幅を利かせていますね。
例えばアルザスのゲヴルツトラミネールは香りで甘く感じさせますし、ピノグリは酸の柔らかさ、ロワールでは残糖を残したもの、ボルドーやその南西部では貴腐菌が付いて干からびた甘い風味、或いは甘さを、南に行けばアルコールを添加した酒精強化ワインが甘口の主流になります。
他にも陰干しワイン、遲摘のワインなど枚挙にいとまがありません。
今月は「甘く感じるワイン」が三種ほど空いています。
先述のゲヴルツトラミネールは定番のアイテム。
ドイツのグラウアーブルグンダーはフランスで言うピノグリ。
そしてフランス南西部の貴腐菌が付いた葡萄の「あまり甘くない」「甘い感じ」のワイン。
何れもフォワグラとの相性は抜群ですが「練り物全般」とばっちり合いますね。
シンプルに焼いた肉なら赤身でも、むしろ赤より美味しく感じさせるのもこういうワインだったりします。
今月はパテアンクルート、鹿の冷製ソーセージ、勿論フォワグラは冷たいのも温かいのもご用意してます。鳩のローストもこのタイプの白でイケル調理法です。
「甘いのは嫌いだ!!」って方にも是非、経験して欲しい白のワインアップ。
「甘く感じるワイン」
是非、お試しください!!