ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

南の赤

2015年02月08日 02時25分59秒 | ワインの事
というとフレンチのソムリエならシラーやグルナッシュなどを浮かべる人が多いはずです。


しかし地理的にはイタリアの方が南ですし、カリフォルニアの南寄りやオーストラリアのやや北寄りのほうが暑い気候だったりします。
勿論、スペインの南部もそうですね!!

生産量で考えると南イタリアやアドリア海側が「南のワインの典型」と言えます。

中でも複数の州で造られているモンテプルチアーノ種。

かつて中田英寿さんが最初にイタリアでプレーしたペルージャ時代に愛飲したとかしないとかで取り上げられたのが、モンテプルチアーノ.ダブルッツオだったかな?と微かに記憶しています。

お手軽な物から、ちょっと凝縮を強くしたタイプのものまで沢山出ています。

私的には青魚に合わせやすいワインとして年のうち何ヶ月かに登場させて重宝なワインです。

今月は南は「カカト部分」のプーリア州のものを開けています。

ま、南の中の南なんですが「暑苦しくない」バランスのいいワイン。

今、オンメニューしている鰆の一皿や烏賊の肝を使った料理にはもってこい。

タンニンは量はあっても丸く、過剰なスパイシーさはなく、しかし色素はしっかり。

まさに青魚の為のワインです。

アドリア海側の北からマルケ、アブルッツオ、モリーゼ、プーリアと縦に産地が続きます。

という事は見つけるのも容易なはず。

しかも可哀そうなことに高級扱いされませんから価格も優しいものが多いんです。

「知ってるよ!!」という方も多いかもしれませんが、改めて日本の食卓に登場させて欲しいワインです。


                樋口誠