「専門」の逆はなんと言えばいいのでしょうか?
「なんでも屋」であったり「フュージョン」もそうでしょうか?
しかし、その線引きは時代や見る人によって違うのかもしれません。
例えば中華料理は中華専門という見方と、「広東料理も四川料理も一緒にすな‼」という人には「専門ではない」ということにもなるのかもしれませんし
釣り具店といってもルアー専門店からすると「何でも屋」なのかもしれません。
ワインの世界ではどうなのでしょうか?
私の社会人になったころは、ワインの消費量も少なかったわけですし、ワインだけで商売をする店などは少なく、時折「ドイツワイン専門店」が稀にあり「ワインバー」的なものは黎明期で一般には知られていないものでした。
フレンチでもフランス一辺倒ではなくドイツワインは勉強の対象でしたし、イタリアンでは「他の飲み物の中にワインもある」というのが多かったような・・・・
私自身の過去の職場でも、時代を映す「専門性」が垣間見れます。
80年代にホテルのフレンチでカリフォルニアワインを多用していると「カリフォルニアの専門」と言われたりしました。フランスワインもイタリアワインもドイツワインも日本ワインも使っていたのに、です。
今ではカリフォルニア専門、オーストラリア専門、イタリア専門、スロバキア専門、スロベニア専門、日本ワイン専門、など色々な国の「専門」のレストランや輸入元が活動できるようになりました。
もっと狭い範囲もありますね。〇〇地方専門とか・・・・
産出国での「専門」のみならず、「泡専門」とか「ロゼ専門」とか・・・・・
或いはそむりえ亭のような「マリアージュ専門」とか・・・
「熟成を楽しむのを専門」とかもありますね。
その逆にソムリエ協会の田崎会長が標榜するように「食文化に貢献」するために「特定の飲み物に縛られない」という考え方の店も増える見通しです。
多分、何が正しい、ということもなく様々な「専門」があって然るべきなのですが、「専門店を名乗っていて、お客様より知らない」という事態もあるようです。
箱(店)は専門家が作ったが専門知識のないアルバイトに任せてしまい・・・・・というような例です。
専門であってもなくても楽しいのが飲食の世界、ワインの世界であります。
私は「マリアージュ専門」「国に拘らない」でもう少し頑張りたいと思います。
樋口誠
「なんでも屋」であったり「フュージョン」もそうでしょうか?
しかし、その線引きは時代や見る人によって違うのかもしれません。
例えば中華料理は中華専門という見方と、「広東料理も四川料理も一緒にすな‼」という人には「専門ではない」ということにもなるのかもしれませんし
釣り具店といってもルアー専門店からすると「何でも屋」なのかもしれません。
ワインの世界ではどうなのでしょうか?
私の社会人になったころは、ワインの消費量も少なかったわけですし、ワインだけで商売をする店などは少なく、時折「ドイツワイン専門店」が稀にあり「ワインバー」的なものは黎明期で一般には知られていないものでした。
フレンチでもフランス一辺倒ではなくドイツワインは勉強の対象でしたし、イタリアンでは「他の飲み物の中にワインもある」というのが多かったような・・・・
私自身の過去の職場でも、時代を映す「専門性」が垣間見れます。
80年代にホテルのフレンチでカリフォルニアワインを多用していると「カリフォルニアの専門」と言われたりしました。フランスワインもイタリアワインもドイツワインも日本ワインも使っていたのに、です。
今ではカリフォルニア専門、オーストラリア専門、イタリア専門、スロバキア専門、スロベニア専門、日本ワイン専門、など色々な国の「専門」のレストランや輸入元が活動できるようになりました。
もっと狭い範囲もありますね。〇〇地方専門とか・・・・
産出国での「専門」のみならず、「泡専門」とか「ロゼ専門」とか・・・・・
或いはそむりえ亭のような「マリアージュ専門」とか・・・
「熟成を楽しむのを専門」とかもありますね。
その逆にソムリエ協会の田崎会長が標榜するように「食文化に貢献」するために「特定の飲み物に縛られない」という考え方の店も増える見通しです。
多分、何が正しい、ということもなく様々な「専門」があって然るべきなのですが、「専門店を名乗っていて、お客様より知らない」という事態もあるようです。
箱(店)は専門家が作ったが専門知識のないアルバイトに任せてしまい・・・・・というような例です。
専門であってもなくても楽しいのが飲食の世界、ワインの世界であります。
私は「マリアージュ専門」「国に拘らない」でもう少し頑張りたいと思います。
樋口誠