「白が先、赤が後」
「軽いのから重いのへ」
「若いのから古いのへ」
などなど、色々と聞きます。
かつてワインを「ボトルで開けるもの」としていた時代は、そういうことが正しいケースの場合が多かったのだろうと思います。
だってボトルで開けるとせいぜい2本とかなら・・・
しかし、そむりえ亭を始めとして「グラスで多種」という場合は、むしろ赤先、白後の方が良い場合も多いものです。
また懐石料理でもあるように、軽いものでサッパリを後半に頂いたり、最初に出てくる八寸に濃い味が並んでいたり・・・・
つまり味わいには起伏があったほうが舌が活きて味わえるものだと私は考えています。
特に「大事なお祝い」と称して、そこそこの人数で集まり、レアなワインを開ける機会があれば、私はそのレアワインを最後にはしません。
だって酔いが回ったり「腹パン」では折角のワインを味わえないからです。
そういう時にフレッシュな白を最後に持ってくると意外に美味しく頂けるものです。
中々染みついた感覚から抜けるのは難しいかもしれませんが、慣れるとワインの世界も広がります。
また渋いワインを後で、渋くない=ピノノワールのようなワインを先に、とやりがちですが、実はピノは酸やアルコールの主張、或いは香りの豊潤さがありますし、ボルドーの渋いのなどは「渋さ以外はオトナシイ」ことも多く、逆でも良かったりします。
そむりえ亭にお越しの皆様は、私のそういうスタイルに慣れてらっしゃると思います。
ワインメーカーズディナーなどでも生産者が「それはアリ」と思っていらっしゃることも多い、ということを付け加えておきたいと思います。
樋口誠
「軽いのから重いのへ」
「若いのから古いのへ」
などなど、色々と聞きます。
かつてワインを「ボトルで開けるもの」としていた時代は、そういうことが正しいケースの場合が多かったのだろうと思います。
だってボトルで開けるとせいぜい2本とかなら・・・
しかし、そむりえ亭を始めとして「グラスで多種」という場合は、むしろ赤先、白後の方が良い場合も多いものです。
また懐石料理でもあるように、軽いものでサッパリを後半に頂いたり、最初に出てくる八寸に濃い味が並んでいたり・・・・
つまり味わいには起伏があったほうが舌が活きて味わえるものだと私は考えています。
特に「大事なお祝い」と称して、そこそこの人数で集まり、レアなワインを開ける機会があれば、私はそのレアワインを最後にはしません。
だって酔いが回ったり「腹パン」では折角のワインを味わえないからです。
そういう時にフレッシュな白を最後に持ってくると意外に美味しく頂けるものです。
中々染みついた感覚から抜けるのは難しいかもしれませんが、慣れるとワインの世界も広がります。
また渋いワインを後で、渋くない=ピノノワールのようなワインを先に、とやりがちですが、実はピノは酸やアルコールの主張、或いは香りの豊潤さがありますし、ボルドーの渋いのなどは「渋さ以外はオトナシイ」ことも多く、逆でも良かったりします。
そむりえ亭にお越しの皆様は、私のそういうスタイルに慣れてらっしゃると思います。
ワインメーカーズディナーなどでも生産者が「それはアリ」と思っていらっしゃることも多い、ということを付け加えておきたいと思います。
樋口誠