ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

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 樋口誠

一応、堺出身者なんです。

2019年05月15日 02時15分20秒 | ニュース
昨日今日の話題では「仁徳天皇陵が世界遺産に」で盛り上がっています。

正しくは「百舌鳥・古市古墳群」だそうで、なんと49基もの古墳(陵墓)をまとめて登録の方向に進んでいるという話。

その中でも目立つのはやはり「仁徳天皇陵」です。

これも仁徳天皇の墓とは解明されていないらしく、「大仙古墳」と呼び方が変わっているのですね。


私が住んでいた1977年までと、その後1980年~1986年くらいまでは「仁徳・・・・」以外の呼び方はしていませんでしたので「何を今更」感もぬぐえません。

それはさておき・・・

私、小学校の頃は少年サッカースクールというのに通っていまして、使用グラウンドは自宅近くの「金岡グラウンド」と「JR百舌鳥駅」(昔は国鉄百舌鳥駅)から歩く「大仙グラウンド」でした。

この大仙グラウンドは正に仁徳天皇陵のすぐ横の駅で降り、てくてくとその横を通ってウキウキと・・・

ネット式のボールケースをぶら下げてポンポンとボールをけりながら行っていました。

寒い冬の帰りには駅横=仁徳陵の傍の売店で肉まんを買い食いするのが楽しみでした。


しかし、当時は「授業で習ったけど鬱蒼とした(どちらかというと小汚い)デカいだけの古墳」のイメージでした。

当然、世界遺産という名称もなかったでしょうから気にしていなかったんでしょうね。

ちなみに授業では「私たちの町、堺」という冊子を使っていたと思いますが、「世界一」を謳っていました。

今では全体面積では確かに世界一ですが、体積や高さなどでは「そうでもない」ということで「日本一」と書き換えているんでしょうか?


ま、しかし故郷の懐かしい場所が世界遺産になるということで少し嬉しくも思います。

ただ、そういうものに指定されると「大阪らしい感じ」が封印されるような寂しさもあったり・・・・



で、同じような時に北方領土に関して丸山何某という議員が「戦争で・・・」という発言。

この人も大阪選出。

「北方四島ビザなし訪問団」の大塚団長の毅然と「戦争なんて言葉は使いたくない」と繰り返しおっしゃられているにも拘わらず、です。

89歳に団長の言葉には亡き両親の中にもあった「本当の戦争を知る人の魂」を感じ、某議員の愚かな発言に胸が痛みます。

彼も私達の故郷に近いエリアを地盤とする議員らしく・・・・

仁徳天皇も泣いています。


同じ日にこの二つの話題が重なるのは皮肉ですね。


さて気を取り直して今日の営業に臨みます。

お席は沢山ありますよ‼



             樋口誠