ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

こういう人にこそ・・・

2019年05月31日 02時09分07秒 | ちょっと休憩
昨日のニュース。

スポーツニュースだけでなく取り上げていたようですので御覧になった方も多いかもしれません。

大リーグのカブス所属のアルモラJr選手が放ったライナー性のファールボールが客席の少女を直撃。

アルモラ選手は茫然とし号泣します。

少女は救急車で運ばれて行きます。

「なんてことをしてしまったんだ・・」「自分にも子供が二人もいるのに」と・・・

野球の選手が投手が投げた球を打つ、という彼にとっては「間違い(ミス)でない行為=仕事」なのに、小さな生命に打撃を与えたと、いたたまれない気持ちになったわけです。

優しいですね。

というか、こうありたいと・・・・

もっと言うなら、他の選手や審判もそれで試合が中断することを拒まなかったというところです。

勝手な想像ですが、日本なら(現在の、、という意味ですが)「仕方ないじゃん」で試合続行ではなかったでしょうか?


先日の川崎での児童等に凶行をした事件に対する安倍総理のコメントには心底ガッカリしました。

メモを読んでいるかの様な平坦な抑揚。

そして表情には「心」を感じませんでした。

ああいう事件の解決策は簡単には見つからない。

それは判るんですが、もう少し話し様があっただろうし、指示も曖昧。


よく言われますが「日本人には情がある」


しかし、国による差なんてあろう筈がありません。

どこの国であろうと「人の痛みを判る」「人の不幸に心を寄せる」ことは大事なこと。

私に出来ている、なんて生意気ことは口が裂けても申しませんが、アルモラJr選手には「思い出させてくれてありがとう」と伝手があるなら伝えてほしいものです。

少女には意識があったようですが、元気になって、次の試合で選手に手を振ってもらいたいな、と思います。


            樋口誠