ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

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 樋口誠

ラベルの事 その2

2019年05月21日 00時30分21秒 | ワインの事
一昨日はワインのラベルの扱いの変遷を書きましたが、今日はちょっと違った視点で・・・


例えば先日の「カ ヴィオラ」社のラベルはオーナーの友達に依頼しているおっしゃっていました。

ワイン毎に書かれているイラストが違っています。

あるワインはヒマワリ、別のワインはオオカミ、といった具合です。

「なぜ、そのイラストにしたのか?」と聞くと「いやあ、そんなに意味は無くて、友達の描いた絵が気に入ったから」と・・・

少し前に来たオレゴンの「ブルックス」のは色は違うものの全て同じ絵柄です。

で、「循環をテーマにしているんだ」とこだわりを見せていました。

古いブルゴーニュやボルドーのラベルは「伝統を守る」的な不動な感じが多いですし、毎年「作家を替えて」というものもありますね。


私は「どの考えが正しい」とも「間違っている」とも思いませんが、しかし困るのは幾つものラインアップを持っているワイナリーが「ワイン名」以外の部分が全く同じ場合です。

これって間違えるんです。

特に「ある年齢以降」=老眼になってくると殆んど同じに見えるんですね。

他の部分、例えば瓶形やキャップシールが違えば回避できるんでしょうけど、全部同じだと・・・・


実は以前に、それで「と~~っても価格差のある」ワインをサーブしてしまい大損をしてしまったことがありまして(笑)


どうぞ生産者の皆様には「見分けやすいラベル」を頭の片隅に置いていていただけると助かります。

少なくても今後の老齢化の波の中で喜ばれると思うんです。