ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

アメリカのワインというと・・・

2019年10月29日 02時47分25秒 | ワインの事
「葡萄の名前が書かれた」とか「品種の個性で判りやすい」などと理解している人が多いのではないかと思います。

いわゆる【バラエタルワイン】と言うやつです。

ヨーロッパのワインが「原産地呼称」と呼ばれる制度で出来上がっていますから葡萄品種は「産地名から読み解け」的なワインなのに対して、品種を表示することで「味わいを連想しやすい」ワイン。(ヨーロッパでもバラエタルワインはあります)

実際にアメリカ(と言ってもカリフォルニアが代表的ですが)のワインを先頭にヨーロッパ以外では品種表示のワインが台頭してきたことはスーパーやコンビニのワインを見ても判ります。


確かに判り易くて便利です。


しかし、実際には必ずしも一種類の葡萄品種のみということはそれほど多くありません。

国によって比率が違いますが、その品種が〇〇%以上なら品種を名乗れる、というレギュレーションがあるのです。


ちなみにこの3か月(9月10月11月)はオレゴンとワシントンのワインを沢山使っています。

やはり【バラエタルワイン】が多いと言えば多いのですが、意外に複数品種のブレンドも目立ちます。

ボルドー系品種にシラーが入っているとか、白のボルドーブレンドとか、9種類10種類と混ざったものがあったりとか・・・

他の産地にも勿論ありますし、私的には「混じったチームプレー」は大好きでして使いがいがあります。


あ、単一の葡萄で造ったワインがダメ、ということではないんです💦

単一ではない絶妙な副雑味はブレンドならではです。

お試しいただきたいと思います。


さて今日29日はお休みでして、明日以降のお問い合わせはFBメッセンジャーでお願いできればと幸いです。
(お急ぎでない場合はメールでも大丈夫です)


             樋口誠