先月半ばからグラスワインのラインアップにアメリカの2州が沢山登場しています。
かつても良く使っていましたが最近は「たま~に」という感じでした。
オレゴン州とワシントン州です。
「ワシントン」と言うと「あ、首都のある・・・・」=ワシントンDCと間違えて思われていることが依然として多く、つまり決して認知度が高い産地でないということです。
しかし、実際のところホワイトハウスで使われるようなワインもありますし、ブルゴーニュの至宝「DRC」と比べられたりするワインもあるのです。
アメリカというとカリフォルニアがあまりにも有名で生産量も多いのですが、上記2州も眼にかけてあげてください。
またこの2州では良い役割分担的な関係で合わせると実に多様な品種のワインを楽しめます。
しかも面白いことにカナダのすぐ下=緯度の高いところのワシントン州で温暖なエリアで出来ると思われている品種が多かったり、その南(といってもカリフォルニアの北にありますが・・・)のオレゴンで涼やかな気候に合うと言われる品種が盛んだったり、です。
ちなみに今開いているワインの品種(ブレンドされている品種も含め)を並べてみると
赤用:カベルネソーヴィニヨン、メルロ、カベルネフラン、マルベック、プティヴェルド、シラー、ピノノワール、グルナッシュ、ムールヴェドル、サンジョベーゼ、ネロダーヴォラ、etc
白用:シャルドネ、ピノグリ、ゲヴルツトラミネール、ピースリング、セミヨン、ソーヴィニヨンブラン、シュナンブラン、ミュスカ、etc
通常の営業なら充分に足りる品種量です。
勿論、そむりえ亭では少し不足しますので、他の国で補っています。
例えばネッビオーロ、アルバリーニョ、カリニャン、ガルガネガ、グルナッシュブラン、ルーサンヌetc
暫くは、この2州のワインをメインに多品種を入れ替え立ち換え使いますので、お楽しみください。
またオレゴンのピノノワール用には專用のグラスを使っていますが、不思議なものでそのグラスで他の産地のピノノワールを試すと「ありゃ?」って感じになります。
もし、お試しになりたい方がいらっしゃれば声がけをお願いします。
さて今日もお席は充分にあります。
お待ちしています‼
樋口誠