休業や時短で様々な部分でほころびが出ます。
一昨日のラジオでの私の喋りもそうだろうと思います。
特に「サービス業の接客スキル」が衰えやすいと思っています。
特にお若い方や別業種から転向してきた人にありがちなのは基本中の基本「ほう言注意報」
ついつい、やってしまうのです。
1:「こちらは〇〇です」と言うべきを「こちらのほうは〇〇です」と言ってしまう。
全く不要ですし、不快です。
2:「こちらは〇〇牛のステーキです」とか「チーズケーキです」と言えばいいところを「こちらは〇〇牛のステーキになります」などと言っていまう。
「なります」は何に成るんでしょうか?
3:上と同じ文言で「〇〇牛を使ったステーキです」「チーズを使ったケーキです」などという人がいます。
おかしな言葉です。
4:「一万円お預かりします」が正しいのですが「一万円からお預かりします」と言ってしまう。
変な日本語です。
5:「え~とですね。次のお肉はですね。〇〇牛のですね。・・・」
「ですね攻撃」は見苦しいものです。
6:4以外の全部込み=「え~とですね。こちらのほうはですね。〇〇牛をですね。使ったですね。ステーキになります」
オンパレードの方も時折見かけます。
まだまだありますが、ま、今日はこの辺で・・・
「お~い、細かいこと言うな‼」「お前は小姑か」と言われるかもしれません。
単に「言葉が変」というだけでなく「ワンフレーズ多いことで時間をロスする」ものです。
ワンフレーズ僅か0.2秒とか1秒かもしれません。
「略してたら、愛想ないやん」という人もいますが、そんなことないんです。
数時間の営業のうちに0.2秒や1秒を積み重ねると何分もの「余裕」に繋がります。
どうぞ「ほう言注意報」を心の内に置いていてください。
勿論、私自身に向けても、です。
さて、今日29日はお休み。
明日30日はカウンター残り一席、テーブルは充分空いています。
どうぞ宜しくお願いいたします。
樋口誠